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レヱル・ロマネスクサミット2024in人吉イベントリポート~day 2~ &レイルロオドの短いお話「すずしろとヤギどん」

レヱル・ロマネスクサミット2024のイベントリポートも、いよいよ

イベント初日前々日( Day -1)

イベント初日前日 (Day0)

イベント初日(Day 1)

に続き、Day2 (10/27)!
ほとんどの参加者さんにとってはイベント最終日となる日の様子を書いていきたく思います。

この日の全行程はバスツアー!
バスであちこちをめぐって――というものとなります。

バス内で、バスを下りて、果たしてどのようなイベントが発生したのか。

よろしければどうぞ、ご笑覧いただけますと幸いです。

■ Day 2 ■

10/27(日)

いよいよレヱル・ロマネスクサミット2024in人吉、二日目の朝は雲こそ残っているものの、青空もかなり広く垣間見える、晴れ曇、とでもいうべき天気に恵まれました。
暑すぎず寒すぎず。気温的にはまことここよい中、JR人吉駅前、からくり時計周辺に集合しました我々は、順次やってくる4台のバスに次々乗車してまいります。

バス移動中のわたくしのミッションは極めて単純明快なものでした。

「バスが停車し、乗降車あるごとに添乗するバスを変更し、バス車内ではトークを繰り広げ、みなさまに楽しんでいただけるよう務める」です。

というわけでわたくしは最初は1号バスに乗車。
JR人吉駅前からHASEENBA(クマ川くだり発船場)までの旅のお供を――
つとめようと思ったときには、もうバスはHASSENBAへと到着してます。

この区間、ご存知の方はご存じと思うのですが、
Googleマップでも車で6分、という近さなのです。

ので、1号バスをすぐに降車することとはなったのですが、そこから先、クマ川くだり梅花の渡しでもわたくし、
1号バスにご乗車くださった方の多くと同じお船に乗船することなりました。

川下り中こそトークがんばり、バスの中での消化不良感を解消せねばなりません。

のですが――
穏やかな天候の下での梅花の渡し……まことにここちよいのです。

水棹がとん、っと川底をつく度、船はすーっと滑っていきます。
流れるでも漕ぐでもなくて、滑る。
そのくらい、揺れも少なく風も穏やか……ここでテンションたかくトークしても、旅情を壊すだけでございましょう。

ので、ここでのわたくしは「大人進行豹」として、船頭さんに、
『球磨川くだり/梅花の渡し 初乗船なら、こういうことが気になるよな』と思われるポイントをゆったりと質問しまくる……というムーブに終始いたしました。

他の船の写真を撮ったりも挟みつつの船旅は、賞味……20~30分くらいでございましたか。
昨夜のファンミーティングトークショーで感じていた、寝ておきてもわずかに残っていた緊張が、完全にほぐれ流されていく、大変にゆったりとした時間でございました。

リフレッシュしての次の移動では、2号バスに乗車。
建設中の球磨川第四橋梁での下車となります。

球磨川第四橋梁。
2025年度中の完成&全線開通予定とのことをお伺いでき、ほっと一安心したのですけれど、まだまだ油断はできません。
なんとなれば、

・夏には球磨川の流量が激増するため、工事が秋~春先の期間にしかできない

・流量増加の際に危険となりそうな構造物は、「撤去しなければならない」

という河川法絡みの縛りがあるとのことで――2025年度中に完成できなければ、また大規模な再工事が必須となってしまうそうだからです。

くま川鉄道様から直接お伺いさせていただいたその辺のお話を参加者さんにさせていただくと、参加者さん全員が「無事に完成・開通できますように」と祈ってくださったように、わたくしには思えました。

これをお読みの方におかれましてもどうか、2025年度中の球磨川第四橋梁完成・開通に向け、ご応援のほどいただけますと幸いです。

さて、ここでもバスを乗り換えまして、目指すところはおかどめ幸福駅。

ここでは短時間の停車とトイレ休憩となり、すぐさまの移動ではまたバスを乗り換えます。

正直、この時点でどのバスに乗ってどんなトークを繰り広げたのかわけわからなくなってきていたのですが、それでもまったく安心のトーク内容構成を、わたくし組んでおりました。
「Q&A主体」という構成です。

どのバスであれ、「そのバスに乗ってる方たちは固定なので、同じバス内で同じ質問が繰り返されることもない」わけですので、わたくしは重複等を気にすることなく、「いただいた質問にお答えし続ければいい」だけなのです。

とはいえこのトーク構成。

「質問をまったくいただけないと、バス車内でもできる簡単ヨガ・ストレッチをみんなでやる」というような事態にも陥ってしまいかねませんところでしたので――

バスが人吉駅に帰着するまで常にご質問を投げ続けてくださった、全ての参加者さんにわたくし、この場を借りて深く御礼申し上げます次第です。

閑話休題。

おかどめ幸福駅を出ますと、次の目的地は「ヤギのいる球磨川」

TVアニメ「レヱル・ロマネスク2」で、とらこと日々姫が録音とリサイクル談義と楽しんだ聖地です。
こちらではたっぷりヤギとたわむれた上に、ヤギミルクを試飲させていただける――という充実の時間を過ごすことができました。

自然に癒やされまくる聖地巡り。
まこと楽しいものでございます。

なお、ヤギミルク等の通販はこちらからできますので

よろしければぜひご利用ください!
(わたくしのおすすめは、山羊乳ヨーグルトにはちみつ大さじ1、レモン汁をお好みで加えて飲み干すことです。美味しい!)

と、申しますのも、ヤギのいる球磨川。
一度はお話まとまった事業継承者さんが事業継承をご辞退され、今現在、かなりの苦境にあるとのお話お伺いしております。

・事業継承してくれる企業

ないし

・スポンサードしてくれる企業(従業員一名を雇用できれば自力で事業継続可能)

がもしいらっしゃいましたら、ぜひともご支援ご検討いただけましたら幸いです。

ヤギのいる球磨川を出ますと、一同で里宮神社に参拝し、宮司のお話をお伺いします。

しかるのち、湯前駅に移動して、人吉の名物駅弁、栗めしにて昼食。

昼食のあとは湯前まんが美術館に移動して、地域おこし協力隊員のNさんとのクロストークイベントの幕開けです。

こちらでの最重要情報は

「2025年3月くらいから、湯前まんが美術館で、『レヱル・ロマネスク企画展』が開催されるかも」というもの。

Nさんからの「もし企画展開催されるとしたら、どのような展示がほしいですか?」というご質問をきっかけに、
参加者さんたちの意見も飛び交う、大変ににぎやかなクロストークイベントとなりました。

果たして企画展が開催されるのか否か!?
最新情報についてはどうぞ、
湯前まんが美術館様の公式アカウント

@yunomae_manga

をフォローの上チェックいただけますと幸いです。

クロストークが終わりますと、
記念ヘッドマークを掲出した「特別列車かけはし」への乗車が待っております。

車内でもQ&Aを繰り広げ、列車はあっという間に現在の終点、肥後西村駅へと到着します。

肥後西村からは再びバスで人吉駅前へ帰着。

もって、レヱル・ロマネスクサミット2024in人吉は無事に閉幕となりました。

とはいえわたくしのレヱル・ロマネスクサミット2024はまだ終わりません。

「3日め」の日程として、「進行豹によるプライベートガイド」が待っているからです。

プライベートガイドをお楽しみいただけるか否かは、ひとえにわたくしの力量……というかサービス精神にかかっているような気がします。

ので、「3日め」の一部もサポートいただけることとなったもげもげさんとホルモンで栄養を補給して。

そして温泉電気風呂につかり、わたくしはラストスパートに備えるのでございました。

;つづきます

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レポートの第四回はここまでです。

今回のメンバーシップ特典記事は
「真岡鐵道貸切SLすずしろ号_座席指定券 券面」とさせていただきます。

これ、座席番号を手書きで書いたかスタンプで押したような記憶がございまして、大変になつかしうございます。

で、今回の短いお話もすずしろで参ります。
タイトルは「すずしろとやぎどん」。

どなたにも無償でお読みいただけるお話となりますので、どうぞご笑覧いただけますと幸いです。

■すずしろ■

万岡鉄道C12 67専用レイルロオド。
女優レイルロオドとしても有名。
第一回レイルロオド・サミットの司会進行役としてはじめての御一夜入りを果たした。

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『すずしろとヤギどん』

「これが――とらこちゃんの言ってたヤギどん!!!」

かわいい! 白い! 人懐っこい!!

「えへへっ、すずしろすっごい好かれてるのかな?」

かわいいかわいいヤギどんちゃん、すずしろにまとわりついてきてくれるし、無限に撫でさせてくれちゃうし!!

「ねぇねぇ、見てよマネージャー……って」

マネージャー、ヤギ磁石みたいになってる!!!!!

「……ぅわ」

ヤギに密集されすぎて、なんとかしようってマネージャーが動く度、ヤギたちの群れもおんなじようについてってる。

牧羊犬……は、追い立てるからちょっと違うか。

えーとえーと、あ! うん、アイドル!!!

アイドルちゃんがわーって人だかられちゃう感じ。あれっぽい!

「……いや、すずしろ手出しできないでしょ」

だって……すずしろに懐いてくれてたヤギどんちゃんさえ、いつの間にかマネージャーの取り巻きにくわわっちゃってる。

これ……ヤギ牧場の人に餌もってきてもらうとかじゃないと、多分開放されないんじゃないかなぁ。

「っていっても、いまは柵の入口も塞がれちゃってるし」

――マネージャ、柵の入り口まで見えてないのかな? なら!

「ねー、マネージャー! 川側! 川の方に移動していって!
 そしたら柵の入口が空くから! 空いたらすずしろ、牧場の人にいってヤギの餌とか使って助けてもらうから!」

……マネージャ、わかったって移動しはじめてくれる。
けど、ヤギにまとわりつかれすぎて、ちょっとずつしか動けてない。

(これは……すずしろしばらくなんにもできないなぁ)

焦って動いて、ヤギをパニックにさせたりとかしたら、マネージャーが怪我しかねないし……
ここはじっくり待つほかない。

(けど……なーんでマネージャー、あんなにヤギに好かれてるんだろう)

あそこまでいくと、嫉妬とか感じる余地も全然ない。
ただただ純粋に気になるだけ。

「ヤギに好かれる匂いしてる……とか?」

確かに、マネージャーはいつだって清潔感ある香りにつつまれてる。
けど、どっちかっていうと柑橘系っぽし、ヤギに好かれそうな感じはあんまりしないような気もする。

「撫で撫でがとっても気持ちいい、とか――」

マネージャー、ときどきはすずしろを褒めるとき、スキンシップがあることもある。
その手は確かにあったかで安心できて優しいけれど……撫でられたヤギなんて数頭だろうし、ヤギが共感使えるものとも思えない。

「あ! 声が魅力的に響く……とかかも」

マネージャーの声、すずしろをいつだって落ち着けてくれる。
弱気なときには励まして、調子に乗っちゃってるときとかはさりげなく押さえてくれる。
あの声……っていうほどヤギには話しかけてないか。

「コミュ力の高さ……っていうか、周囲とすずしろの橋渡しを上手にしてくれるのもヤギとは関係ないだろうし、
危機管理能力……は、いまこの状況では普段の高さ、全然発揮できてないし」

人脈形成の上手さもヤギには関係ないだろうし、プロモーションの巧みさとかもヤギに伝わるわけないし。

「プロ意識とか倫理観の高さも魅力だけど……高すぎて、逆にすずしろやきもきしちゃうしなぁ」

”なんでやきもきするのか?”ってそりゃ―― 

「ひえっ!!!? え!!!? マネージャー、なんでマネージャー!?」

あ……牧場の人、様子見にきて助けてくれてたんだ。
よかった――

「じゃなくて! え? すずしろ今声出てた? ってか。いつから、どこから聞いてたの!?」

ヤギに好かれそうなポイント探しがいつも間に、すずしろ的な好きポイントの垂れ流しになっちゃってた!
マネージャーにもし聞かれちゃってたら……あ、ううん? 逆に聞かれてたほうが有利なのかも――

「……あー、いまさっき開放されたばっかり。やきもきうんぬんしか聞こえなかった」

そうですか。そうよね。そう、うん。
その辺、ほんっとすずしろのマスター、マネージャー。

「あのね? すずしろがやきもきさせられちゃうのは、そういうとこ」

あはは、ポカンって顔してる。
けど、それでいい。それがいい。

「ほら、マネージャー、仕事して! 次の予定って何なんだっけ?」

この距離感が、ふたりの時間が。
すずしろ、一番大好きだから!

;おしまい

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それはさておきWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』。の過去話。

どなたにも無償でご確認いただける0~7話はこちらで

それ以降のまとめはメンバーシップ特典で

それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。

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また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。

どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。

【製品版 WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』のご案内】

本noteでネーム連載をしております『レヱル・ロマネスク0』の完成品は、
WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』として順次リリースされております。

https://x.gd/rNyIT

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