
日々姫とナビのハチロク談義
「助かっちゃったとーーーー! ありがとね、ナビ、わざわざ隈元まで迎えにきてくれて」
「双鉄様のご命令を果たしただけです。お気遣いなく」
「あー」
やっぱり、似とる。
本人たちは、きっとお互いものすごーく否定するんだろうけど。
「……にぃにに前ちょっと聞いたんだけど、ナビって、ハチロクの子孫なの?」
「広義で言えばそのとおりです。エアクラ・ナビ開発のベースにはレイルロオドがあったとされています。
エアクラ・ナビの共感通信は、レイルロオドのそれとほぼ変わらないものです」
「そうなんだ。したらナビ的には、ハチロクっておかあさんとかおばあちゃんとか、そういう感じ?」
「ナビは物です。人間の皆様が母、ないし祖母に抱いている感情がどのようなものかを類推することは不可能です」
「そか、したら聞き方変えんとね。
んと……ナビは、ハチロクば乗せてると、どぎゃん感じうけると?」
「端的に言えば、”負担重量が増えた”となります」
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