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58654が百歳のお誕生日を迎えたそうです
みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。
みなさまおなじみ、旧帝鉄8620形蒸気機関車。
そのイメージモデルである旧国鉄8620形蒸気機関車たち姉妹の中での、唯一の動態保存機である58654――
現在の愛称”SL人吉”号が、本日 2022年11月18日。百歳のお誕生日を迎えたとのことです。
http://d51498.com/db/8620/58654
1922年11月18日。新製 配属。、
紆余曲折はあったにせよ、100年の時を越えたまさに本日、記念走行を無事に終えたということは、まさに寿ぐべき偉業であると感じます。
ので、本日の短いお話は、旧帝鉄8620形トップナンバー機8620号専用レイルロオドの「ハチロク」を主役とし、「百歳の誕生日」をテーマとしたものとしてみたく思います。
タイトルは 『月日は百代の過客にして』
よろしければ、どうぞご笑覧いただけますと幸いです。
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『月日は百代の過客にして』
<あらすじ>
うきうきと上機嫌なハチロク。
理由をきけば、今日が妹の百歳の誕生日だとのこと。
話題は自然と、ハチロク百歳のお誕生日の思い出話へとうつります――
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(登場レイルロオド紹介)
「ハチロク」(旧帝鉄8620形御一夜鉄道8620専用レイルロオド)
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<出身> 日ノ本(ひのもと)帝鉄レイルロオド工機部 旺宮工場
<所属路線> 御一夜鉄道 大畑線(御一夜温泉駅~早戸駅)
<能力・性格> 旧帝鉄初の国産大量生産蒸気機関車のトップナンバーレイルロオドとして製造された、気品、能力ともに卓越していたレイルロオド。
反面、他者を無意識に見下すような一面や、挫折・失敗に対する脆さもあわせもってしまっていたのだが、運命のマスター、 右田双鉄との出会いによって、いわゆる「人間的な丸み」を帯びるように成長した。
さまざまな苦難を越えたいまのハチロクは、全国的な(一般の人たちからの)人気においてはランに一歩を譲るものの、レイルロオドや鉄道関係者たちからは、『レイルロオドの鑑』として一目も二目も置かれる存在になっている。
かといって増長することもなく、他のレイルロオドたちの良さを引き出し、お互いに刺激しあい成長しあうことができれば――との思いで、今回のレイルロオドサミットに臨んでいる。
流石に製造100年に近づき、性能面では後継機たちに見劣りするようになってきたが、性格――というか人格面では、ほぼ円熟に近い状態を迎えている。
指導者・司会進行役としては、まさに理想的な存在だが、所用あってその役をすずしろに委任することとなる。