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レヱル・ロマネスクサミット2024in人吉イベントリポート~day 1~  &レイルロオドの短いお話「オフカメラのすずしろ」

レヱル・ロマネスクサミット2024のイベントリポート。

イベント初日前々日( Day -1)

イベント初日前日 (Day0)

に続き、本日はいよいよイベント初日! Day 1 (10/26)の様子を書いていきたく思います。

盛りだくさんとなりそうなので、前置きはすっ飛ばしてまいります!

■ Day 1 ■

明けて10/26(土)

いよいよレヱル・ロマネスクサミット2024in人吉の開幕です。

当日の天候は、あいにくの小雨。

天気の回復を祈りつつ朝食を食べ、サミット初日の受付&体験の場である人吉鉄道ミュージアム「MOZOCAステーション868」へと向かいます。

モゾカステーションにつくと、そこには既に長蛇の列ができておりました。

「受付列かな?」と思って参加者さんにお尋ねすると、そこは物販列でございました。
受付を既に済ませた方たちが、今回のサミットで発売となるレヱル・ロマネスクグッズを求め、傘をさして並んでくださっているのです。

ありがたくも申し訳ない……と感じたわたくしにできることは、太陽が登る≒雨があがることを願いつつ、帽子を脱いで頭皮を晒すことくらいでした。

なんとなれば、わたくし実はなかなかの ハゲ男――ではなく、晴れ男だからでございます。

わたくしが物販列にならんで参加者のみなさまのグッズ購入のお邪魔をするわけにもいきませんので、受付を手伝ったりなんやかんやしているうちに、
「MOZOCAステーション868」が会館。同時に、レヱル・ロマネスクサミット2024in人吉も開幕となります。

なぜ開館=開幕となるのかと申しますと、今回のサミット初日の幕開けを告げる催し『人吉・球磨 伝統工芸体験』の舞台が「MOZOCAステーション868」だからです。

参加者には体験チケットが2枚渡され、1枚消費につき1つの体験をすることができます。

一般社団法人青井の杜外苑街づくり協会さまのご厚意で、わたくしにも3枚のチケットが配給されましたので

・花手箱づくり

・絵手紙

を体験させていただきました。

逆に申せば、それ以外の体験はできておりませんので――そちらについては参加者さんのポストをご参照いただけますと幸いです。

で。

体験時間は09-14時とたっぷりございましたので、

・ミニトレインorぬいぐるみ専用ミニトレイン乗車チケット

・国宝青井阿蘇神社国宝記念館拝観券

も、体験チケットとあわせ配給されました。

わたくし(のぬいたち)も、もちろんぬいトレイン乗車を満喫させていただいたのですが――

残念ながら、そこで一時的に会場を離脱しなければなりませんでした。

本日のゲスト! すずしろ役の声優、上坂すみれさんをお迎えする準備に入るためです。

「イベント準備・設営は青井の杜外苑協会様が担当」
「ファンミーティングの対応は、レヱル・ロマネスクサイドで担当」
という役割分担が明確に為されていたため、上坂さんに安心してファンミーティングにご参加いただくための各種最終確認は、このタイミングでしか行えなかったのです。

幸いなことに我々には、いつもイベントご一緒くださる恭平さんというエキスパートがついていてくださいます。
また怪我あけのもげもげさんと、ボーントゥの人吉スタッフであるNさんも、ファンミーティング対応チームとして動いてくださいました。

恭平さんの指揮のもと、着実に最終確認が進んでいくなか――
わたくしは再び、モゾカステーション前へと戻ります。

09-14の体験時間は「フリー参加」「フリー行動」であったがため。
サミットの開幕宣言は、体験が終了し。徒歩でのくま川鉄道検修庫&石造機関庫見学にみなさまが出発する直前となる、1400に行うこととなっていたためです。

集まってくださった参加者さんたちを前に、どのような開幕宣言をしたか――

実は記憶に残ってございません。
しかしみなさまから温かな拍手をいただけたような気はするので、そう悪くはない挨拶だったのではないかと類推します。

ともかくも開幕宣言を終え、徒歩見学に向かう皆さまを見送りますと、わたくしは上坂さんお迎え準備チームのもとへと舞い戻ります。
今度は「生配信に関する打ち合わせ」を、配信チームのみなさまと行う必要があるからです。

『ともかくタイムキープを。配信あるので、時間オーバーは絶対NG。オーバーよりはショートの方がまだいい』ということを確認し、台本や備品、ビンゴ大会の景品など、こまかな部分についてもこの打ち合わせで確認します。

しているうちにあっという間に時間はすぎさり。
徒歩見学から戻ったみなさまをファンミーティング会場、人吉駅ホームへとご案内します。

わたくしも台本片手に会場へと入り――いよいよファンミーティングの幕開けです!!!

『時間オーバーは厳禁。オーバーよりはショートの方がマシ』

と思うがあまり、焦ってしまったわたくしは、イベント注意事項の説明――
いわゆる前説を、かなりの早口で行ってしまいました。

と、どうなるか。

予定時間より早く
「それでは本日のゲスト! TVアニメ レヱル・ロマネスク すずしろ役の声優! 上坂すみれさんです!!」
と呼び込みをすることになります。

しかし、予定時間に合わせて行動してくださっていた上坂さんは、すぐに会場入りできる場所にはいらっしゃいません。

ので、まことに申し訳なくも
「小走りで会場いりする上坂さん」

という、まことにレアなお姿が、人吉駅ホームに顕現したのでございます。

小走りでの入線であったにもかかわらず、息ひとつきらさずに上坂さんはトークに参加。
ファンミーティングを、大いに、そして鮮やかに盛り上げてくださいます。

その様子は、見逃し配信されておりますので――

https://www.youtube.com/live/0bwyqb9I5ao?si=OBJ0m9tIt_1KUC3M

もしよろしければ、ぜひご確認いただけますと幸いです。

進行焦りすぎて&ビンゴ大会が予想外に早く終わってしまって
「配信の残り時間どうしよう」となった窮地をスーパーご厚意で救ってくださった上坂さんのお姿!

あまりにも尊いものかと存じますので。

――そんなこんなでファンミーティングが終わりますと、サミット初日もおしまいです。

おなかぺこぺこのわたくしは、
TASCAM録音部様のフィールドレコーディングにあたり

多大なる協力をくださったつのっちさんとご一緒に、
つのっちさんおすすめの「かす野郎」でかすうどんをお夕飯にいただきまして――

しかるのち、お宿に戻りまた温泉電気風呂につかります。

疲労感もあり、反省点もございます。
しかしながら、サミットは明日もあるのです。

「反省会は、おうちにかえってから。今はともかく明日のためにしっかり休もう」

――布団にもぐれば、そう思うより疾く早く、わたくしは眠りの海に沈むのでした。

;続く

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レポートの第三回はここまでです。

サミット2024ファンミーティングでお披露目されたすずしろのミニミニボイスドラマ――そのライブ実演の素晴らしさ!
現場で共有してくださったみなさまはもちろん、配信でご体験くださったみなさまにも、しかとおわかりいただけたものかと存じます。

そんな上坂すみれさんにちなみましてのメンバーシップ特典記事。
上坂すみれさんのすずしろが声でご乗車くださいました2020/12月開催の
『真岡鐵道SLすずしろ号貸し切り』の 際の、すずしろによる車内放送の台本から、
「 くだり 真岡→茂木 」を公開させていただきます。

もしよろしければご笑覧いただけますと幸いです。


というわけで、本日の短いお話も、すずしろ主役で書かせていただきます。
タイトルは「オフカメラのすずしろ」
どなたにも無償でお読みいただけるお話となりますので、よろしければどうぞご笑覧ください。

■すずしろ■

万岡鉄道C12 67専用レイルロオド。
女優レイルロオドとしても有名。
『レヱル・ロマネスクサミットin御一夜』にはゲストとして招かれた。

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『オフカメラのすずしろ』

「つっかれたーーー! けど、楽しかった!!!!」

すずしろが今回ゲストとして招いてもらった、『レヱル・ロマネスクサミット in 御一夜』。
結構いろいろあったけど――うん! めっちゃくちゃいいイベントにできたと思う!

「マネージャー的にはどう? 今日のすずしろ、どうだった?」

……ふふっ、そりゃあすずしろもレイルロオドですし?

鉄道がテーマのトークなら、もう得意中の得意だし、そこはまぁまぁ、すずしろ的にも自信あったけど。
ライブでのミニボイスドラマもそれはプロだから? ノーミスでこなせて当然っていうものだけど。

でも……えへへ。
素直に褒めてもらえると、そこはやっぱり嬉しいなぁ。

「あー、うんうん。『声優なりきりコンテスト』。あれすごいよね。
正直、こういうのって参加者さん、誰も手をあげなくってもじもじする時間が発生しがちなのに」

それが、ゼロ。
いきなりババ! って、何本も手があがってきた。

「……『すずしろとやりとりできる貴重な機会だから』?
それもちょっとだけあったかもだけど――それより……なんていうのかな、参加意識?
”自分たちで作ったイベント”って意識が大きかったんじゃないかなぁ、参加者さんたち」

なにせ、クラウドファンディングに支えられて実施されたイベントだから。
自分たちの出したお金で自分たちが作ったお祭りなんだから、目一杯楽しもうって――すずしろだったら、きっとそういうふうに思うし。

「『ファンサービス』? って、追加サインのこと?
あんなのだって、普通のことでしょ?」

ビンゴ大会が当初見込みよりずーーーーっとショートして終わっちゃったのは、運の領域の問題。
けど、時間を伸ばすために継続して、ビンゴ者さんがいっきにわーっと出たのは、選択の結果の問題だから。
その選択の結果をサポートするのは、ゲストとして当然のことっても思うし、それに……

「クラウドファンディングで作った自分たちのお祭りでさ。
せっかくビンゴ! ってなったのに、賞品なんにもないなんてあんまりにもがっかりじゃない。
だからせめてサインくらいは――って、え!? 
そこじゃないの? マネージャーが褒めてくれたの」

ちょっと意外。
けど、嬉しくもある。

すずしろ的な「プロ意識」――
マネージャーも当然に、共有してくれてるってことだから。

「そこ以外でなにかあったっけ? ファンサービス的なこと……
ああ、『写真撮影』」
――マネージャーの言葉に、今度はちょっと、意外って気持ちになっちゃう。

「あれは……普通にすずしろ撮りたかっただけ。
いいイベントだなぁって思ったから、普通に、記念に」

……『だとしても』、ってマネージャー、なんだか絶賛してくれる。

『ファンにとっても最高の思い出になっただろうし、まさに神対応だった』……って――んんん?

「『それだけにオフカメラだったのがもったいない』――
あー、そこはどうかな、マネージャー。ちょっと意識、変えていったほうがいいんじゃない?」

だっていまどき、『オフカメラ』なイベント現場なんてありえない。
例え撮影禁止だって、それが徹底されていたって、イベントの様子は一瞬でポストされて拡散される。
写真や動画がなくたって、そんなの、カメラに見つめられてるのと変わらない。

「いまはオフカメラだから――みたいにさ、油断して塩対応して炎上しちゃった有名人、いくらでもいるでしょ?」

指摘したらすぐ、マネージャーも理解してくれる。
よかった。意識、これでちょっとは変わっていってくれるはず。

「だからね、マネージャー。すずしろはいつでもオンカメラ。
どこにいたって何をしてたって、『女優レイルロオドのすずしろ』の仮面を被ってる」

それがあたりまえになりすぎてて、ときどきふっと意識から外れて……
さっき神対応って褒めてもらえたようなこと、逆に素でやっちゃったりもしてるけど。

(いつでもオンカメラ、はちょっと格好つけすぎたかな)

自分の言葉に内心苦笑してるのに、マネージャー、また絶賛を繰り返してくれる。
嬉しいけど……ちょっとテンションたかすぎない?
イベント後で、マネージャーもハイになってるのかなぁ。
けど、まぁ、いまは――あ!

「ごめん、訂正。すずしろ、いつでもオンカメラなわけでも、『女優レイルロオド』なわけでもなかった」

マネージャー、きょとんとしちゃう。
あなりにきょとんとしすぎてなんだか、ムっとしてくる。

「……本当にわからないの? マスター」

マスター呼びをしてみても、やっぱりきょとん。
……鈍いなぁ、このひと。
ほんと、この辺も意識改革してほしいけど――違うかな。
この鈍さでいてくれるから、居心地こんなにいいのかな?

「――貴方と二人きりのとき。そのときだけはね? 
すずしろは。女優のつかない、ただのすずしろなの」

;おしまい



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いかがでしょうか?
すずしろ、書けば書くほど解像度あがっていく感じございます。

それはさておきWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』。の過去話。

どなたにも無償でご確認いただける0~7話はこちらで

それ以降のまとめはメンバーシップ特典で

それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。

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掲示板では「3分で読めるレイルロオドのお話」の主役レイルロオドのリクエストなども可能です。

また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。

どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。

【製品版 WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』のご案内】

本noteでネーム連載をしております『レヱル・ロマネスク0』の完成品は、
WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』として順次リリースされております。

https://x.gd/rNyIT

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