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レヱル・ロマネスクサミット2024in人吉イベントリポート~day 3~（最終回）＆レイルロオドの短いお話「すずしろの打ち上げ温泉」　

レヱル・ロマネスクnote

イベント初日前々日（ Day -1）

イベント初日前日　（Day0)

イベント初日（Day 1）

イベント二日目（Day 2）

と長々書いてまいりました
『レヱル・ロマネスクサミット2024in人吉』のイベントリポートも、本日が最終回となります。

「？　こないだのDay2が最終日じゃなかったの？」とのご疑問を抱かれた貴方。
それはほとんど正解です。

しかし「ほとんど」ではない部分に。
120名の参加者さんのうちの119名の方にとってのイベント最終日の翌日に、アペンドとなるイベントが待っている――たった１名の参加者さんがいらっしゃったのです。

ここで今一度、CFサイトをご確認ください。

ご支援額50万円の「聖地満喫！　宿泊プラン」に、このようなリターンがございます。

＞進行豹による聖地・人吉プライベートガイド

――そう！　Day3はこの、プライベートガイドの実施日でございましたのです！！

今回、わたくしがプライベートガイドをさせていただきます支援者さんを、仮にXさんといたしましょう。
（イニシャル特定を防ぐためのXであり、Xabier Alonso Olano選手がご支援くださった、とかそういう感じではございませんので、念の為）

プライベートガイド実施前に、わたくしとXさんとはメールを通じ、以下のような流れの行程固めを行っておりました。

１：わたくしの方で、ハムのヨネザワさんとヤギのいる球磨川さんに連絡をし、ハム作り体験と乳搾り体験ができるか確認

２：上記のOKが取れたので、そこをメイン候補に、あとは選べる聖地をチョイスしてもらう形の行程案をご提案

３：Xさんから選べる聖地のお戻しをいただき、行程案を確定

４：当日のお待ち合わせ場所等を確認し、いざ、プライベートガイドへ！　

――でございます。

わたくしてきな人吉・球磨での体験系スポットでの推しは

・ヤギ乳搾り
・ハムづくり
・包丁づくり（ただし毎週水曜日にしか体験できない）
・球磨川くだり（バスツアーで実施）
・ラフティング（10月末だともう寒い気が……）
・五木村バンジー（あらけんさんが飛ぶのなら歓迎だけど、わたくし飛ぶの怖い）
・くまチャリ（土日祝しかやってない）

――という感じでございましたので、今回は月曜でも実施可能で他と被らず、怖くもない
「山羊乳絞り」と「ハムづくり」をメインに据えさせていただきました次第です。

そのように準備して迎えたDay3――10/28。

お待ち合わせ場所は人吉駅、からくり時計前でした。

わたくしが時間ちょい前に到着すると、そこには既にXさんと、ボーントゥの人吉スタッフであるNさんとがご挨拶をかわされておりました。

「進行豹です、おまたせしてすみせん」

Xさんにご挨拶をし、まずは軽く58654を撮影。
しかるのちにモゾカ側からざらっと石造機関庫の解説をさせていただきます。

ここからいよいよ、聖地巡りの本番になるのですが――
それに先立ちわたくし、Xさんに一つお伺いをたてました。

「ちょこっとだけCafe亜麻色さんに立ち寄らせていただいてもいいですか？」

なんとなればわたくし「時間があったらサイン入りポスターに、『Cafe亜麻色さんへ』といれにいきます」というお約束をしておりましたのです。

で「開店時間前でも立ち寄りＯＫ」ということを事前に確認はしてありましたので、Xさんのご快諾をいただき、亜麻色さんへと移動。
無事、サイン入りポスターに為書きを入れさせていただきました。

美味しいチーズケーキと珈琲もいただきまして（ありがとうございます！）
モチベーションさらにあがったところで、いざ！　プライベートガイドの本格開始でございます！

最初の見学希望地は大和一酒造元さんの見学だったのですが、残念ながら月曜定休、とのことで、淵田酒造場さん跡地へをご案内させていただきました。

それに先立って「レンタカー一瞬駐車させていただいて大丈夫ですか？」とお伺いにいった大吉さんに、なんとその足でのご一緒までいただくことができ、昨今の鍛冶屋町の最新情報をあれこれお伺いすることもできました。

で、車で移動し、新温泉さん。

両者とも、洪水被災の爪痕がいまだそのまま残っている感じで、被災の深刻さ、復興（or保存）の難しさを改めて目の当たりにしたような気持ちになりました。

そこからは車をぐわーっと走らせ大畑駅

からの矢岳駅

月曜午前なので貸切状態かしらん？　と思っていた両所とも他に観光客さんいらっしゃいまして、なんだかわたくしまでほっと嬉しくなってしまいました。

そして、当日行ってみるまで何づくりを体験できるかわからない、ハムのヨネザワさんへと到着です！
ヨネザワさん、なんと社長交代を果たされており、わたくしが過去二度体験させていただいたヨネザワ先生ではなく、
若いお姉さんな新社長さんさんに手ほどきをいただいての体験となりました。

ここではわたくし、カメラマンに専念です。
Xさんがご体験されたのは、「ソーセージとプレスハムづくり」。

カメラマンに集中しすぎて詳細わすれてしまったのですが、

・ソーセージには豚肉のミンチが入ってる
・プレスハムには、プラスして豚肉のカタマリが入ってる
・ケーシング（詰め物を包む皮）が、豚の腸？　と　羊の腸？　かなんかで違ってる

……とかそんな感じだったと思います。

Xさん、最初はおっかなびっくりといった手つきだったのですが、見る間にどんどん上達され、
みごと商品レベルのソーセージ、プレスハムをつめられていたように、わたくしの目には映りました。

詰め物おわると、コンプレッサーつかっての金具つけで、ケーシングを止めていきます。

この際の「ぽん！」という音、わたくしかなり好きで、「蓄音レヱル　かにこ」にも収録しておりますので

よろしければぜひお聴きくださいましです！

で、ヨネザワさんのあとはお昼――となったのですが。

「ここはいいのでは？」と訪ねていった小洒落たレストランがまさかの「貸し切り」で、入店不可となってしまったのです。

あわあわしながらお店調べて、「みやざき食堂」さんというとこにお邪魔することになりました。

ここのチキン南蛮、大変美味しくお安くボリュームたっぷりでございました！

で、ヤギのいる球磨川さんのお待ち合わせ時間には少し時間がございましたので、
ここで本日もサポートくださるもげもげさん
@moge2501
と合流し、丸目蔵人佐の墓の近くの竹藪へと移動。
ここ、実は「凪さまが剣術修行をした場」という、ひそかな聖地なのでございます。

竹藪でチャンバラごっこを楽しむうちに、良い時間となりましたので、ヤギのいる球磨川さんへ。

ここでの体験は、もちろん山羊乳絞りです！！！

イヨちゃんのおっぱいぱんっぱんということで、わたくしも山羊乳絞りさせていただきまして、
何回か経験あるので、見事ラーメンくらいの太さで乳をしぼってあげることができました。

Xさん、最初はそうめんくらいの細さからのスタートだったのですが、ここでも見る間にコツをお掴みになって、
最後にはラーメンくらいの太さのお乳、絞ってあげてらっしゃいました。

ちなみにオーナー、あさぎりせいりゅうさんの手にかかると、お乳の太さはうどんを通り越しきしめんです。

みるみるイヨちゃんのお乳はしぼんでいきまして、絞りきったところで、「しぼりたてヤギミルク」を飲ませていただきます。

まだ生暖かい山羊乳には、しかしクセというほどのクセもなく、ほの甘く。
美味しく一気に飲み干させていただくことができました。

ヤギ乳搾りを終えますと、プライベートガイドの最終目的地。
「球磨川第四橋梁見学」です。

こちら、先日のバスツアーとは反対側の岸からの見学となるのですが――
見学地にいくための道が狭く、ヤブだらけで、レンタカーでいくと傷をつけてしまうことが大変におそろしいところでございます。

ので、わざわざこのために来てくださった（本当にありがとうございます！）もげもげさんのもげもげカーに移乗いたしまして、半端ない急坂をくだってまいります。
たどりつきました第四橋梁湯前方岸は、まだ洪水に引きちぎられたレールも残っておりまして、対岸側とはまた違った景色を目の当たりにすることができました。

この後、Xさんの帰りの高速バスの時間までまだ少しだけあったので、
ひみつ基地ミュージアム
@132basemuseum

に一瞬たちより、赤とんぼをチラ見したりして。

しかるのち時間になってXさんと高速バス停でお別れし――

もげもげさん、Nさんともそこで解散。
わたくしは鹿児島空港にむかってレンタカーを返し、そのまま飛行機で羽田→電車でようよう帰宅いたしました。

4泊5日のロングサミット！
大変に疲れましたが、めちゃめちゃ楽しうございました！！！！

とはいえわたくしが個人的に改善すべきと感じた点も多々ございますので、
そこは2025で、少なくともわたくしがわたくし独自で改善できる点については、必ずや改善していきたく思っております！

ということで、#レヱル・ロマネスクサミット2025 in　人吉　でも！　
なにとぞよろしくお願いいたします！！！！

追伸：

上坂すみれ_officialさんで１日めファンミーティングの集合写真あげてくださってるので

もしまだ見てない方いらっしゃいましたらぜひチェックくださいましです！

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といことで今回のレポートはここまででございます。
長いことお読みくださり、まことにありがとうございました！

で、今回も短いお話はすずしろで参ります！
タイトルは『すずしろの打ち上げ温泉』

どなたにも無償でお楽しみいただけるお話となりますので、もしよろしければご笑覧ください

■すずしろ■

万岡鉄道C12 67専用レイルロオド。
女優レイルロオドとしても有名。
第一回レイルロオド・サミットの司会進行役としてはじめての御一夜入りを果たした。

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『すずしろの打ち上げ温泉』

「ふっはーーーーーーーーーーーーーー」

ああ、気持ちいい！！！

「イベントめちゃくちゃ頑張って！　くったくたになった体に染みる温泉！　最高すぎる！！！！」

打ち上げで、ハチロクさん秘蔵の石炭、たくさん食べさせてもらったのも最高に幸せすぎたけど、
パーティーみたいな賑やかさだと、あっちこっちに気をつかっちゃってやっぱり本当にはリフレッシュできないし。

「……マネージャー……じゃ、ないか、もうお仕事おわったもんね」

本当に、オフ。
明日からはまたスケジュールびっしり入っちゃってるし、ほんの数時間だけだけど……
飛行機待ちのこの間は、なーーーーーーーんの予定もまったくない、オフ。

「マスターの方はお風呂、どう？　女湯は貸切状態。すっごくのびのびできるんだけど」

……あらま、男湯は人、いるんだ。
マスター、はずかしそうなこそこそ声になっちゃってる。

けどまぁ、そうじゃなきゃ反対に、この温泉の経営状態、心配になってきちゃいそうだし。

「……癒やされるなぁ。お湯、すごくいい」

ひとりごと……のつもりだったけど、壁の向こうからコソコソ声のつっこみがくる。

「温泉効果、レイルロオドにだってもちろんバッチリ効きますよーだ」

血行がよくなったりとかはあるわけないけど、別に温泉、そこだけに効果あるわけじゃないのに。

「まず、体表面の洗浄・殺菌。これは皮膚でも、人工皮膚でもかわらないよね？」

だから、マスターに教えてあげる。
血流改善なんてこと、温泉の癒し効果の、ほんの一部だけでしかないことを。

「それから、水流によるマッサージ効果。マッサージは人工筋肉にも硬化防止の効用大だって、そこはマスターも知ってることでしょ？」

言ったら、ちょっと試したくなる。
試したくなったらすぐに試しちゃう――っ！！

「おぼぼぼぼぼぼぼ」

うっわ、これ、ジェットバス――でいいのかな？
ものすごく強い、泡風呂の親玉みたいな強力水流のやつ――腰！　腰にめちゃくちゃ、めちゃくちゃ効く！！

「ええ？　変な声なんて出してないよぉ」

出してない。嘘ついてない。
喉から勝手に出ていっちゃっただけのことだから。

ってか、これ……
体勢うまいこと調整したら、ふくらはぎにも――

「っ～～～～～～！」

ああ、効く！！！　ほぐれるっ！！！！　

「だから、変な声なんて出してないってば！
それより！　そうそう、あとはもちろん、環境によるリラクゼーション効果もあるよね」

湯船に絶え間なく注がれ続ける温泉の音。
臭いはずなのに安心できちゃう硫黄の匂い。
少しぬめった、とろとろの湯の肌触り……

「なーんにも考えなくていいって、そういうの、マスターもリラックスできちゃうでしょ？
それとおんなじ。データ処理も学習もしなくてＯＫって条件下だと、デフラグ……最適化をすすめておけるから、そのあとの処理速度を向上させられるの」

っていうか、これが一番機能的には大きな”癒やし”なのかもしれない。
余裕時間。大事。とっても。

「だから、温泉。つからせてもらえるだけでめちゃくちゃリフレッシュになってるの。
え？　サウナ？　なんて、夏場のキャブを思い出すだけで全然癒やしにならないじゃない」

だから普通に、シンプルに。
温泉に浸かってるだけが一番いい……って、ついさっきまで思ってたけど――

（ジェットバス気持ちよかったし。そういう変わり種のも、そろそろ試してみてもいい時期なのかも）

その目でぐるり見渡してみる……と、どれもこれも面白そうに見えてくる。

「マイナスイオン効果？　ってなんだかよくわからないけど、炭酸泉っていうのもよさそう。
歩行浴っていうのもなるほど、人工筋肉をやわらげる効果、いっそう増大させてくれそうかな――って！！！」

いけない。多分、すごくダメ。
思うんだけど――思うからこそ、試してみたくて仕方なくなる。

だって……リスク高いほどリターンって、高くなりそうな気がしない？

「あのね？　マスター、マネージャー」

だから、聞く。
お仕事、両方に影響でちゃいそうだから、両方の呼称をつかって、慎重に。

「電気風呂って――すずしろ、試してみてもいい？」

;おしまい

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いかがでしょうか？
レイルロオドと電気風呂。
なかなかスリリングでございますよね！

と、今回のメンバーシップ特典記事は
「TVアニメ『レヱル・ロマネスク』用設定資料　各レイルロオドの腕章等表記一覧」とさせていただきます。

二次創作くださる方、あるいはドールとかぬいとかの改造される方におかれましては、きっとお役にたつ資料でないか……と。

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それはさておきWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』。の過去話。

どなたにも無償でご確認いただける0～7話はこちらで

それ以降のまとめはメンバーシップ特典で

それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。

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にご参加いただきますと、レイルロオドたちにかかわる詳細な内部設定資料や掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。

掲示板では「3分で読めるレイルロオドのお話」の主役レイルロオドのリクエストなども可能です。

また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。

どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。

【製品版　WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』のご案内】

本noteでネーム連載をしております『レヱル・ロマネスク0』の完成品は、
WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』として順次リリースされております。

https://x.gd/rNyIT

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