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初期設定公開: まめこ (B20 9専用レイルロオド)

みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。

先日公開させていただきました
「設定制作済みレイルロオドリスト」

おかげさまで現時点での本noteとしてはかなり大きな反応をいただくことができました。
まことにありがとうございます。

そこで現在、メンバーシップの掲示板機能を使い、
「特に気になるレイルロオド」をお伺いさせていただいております。

https://note.com/railroma/membership/boards/8fc6d2fc0438/posts/a1eb551508d0

いまのところ、時系列であがった名前を追っていきますと

・りいこ
・まめこ
・カステラ
・むにむに
・むむむ
・海
・いるか
・はこ

となっております。

他に更新事項ないときは、まだ設定紹介したことの無いこの「初期設定」を順番に紹介していきたく思いますので、どうぞご期待いただけますと幸いです。

なお、この中に名前があがっているこだと、「カステラ」「むむむ」あたりは、複数の設定を有しております。

そうした場合には、その両方をご紹介する形がいいかなぁ、と思っております。

それらはあくまで「初期設定」であり。

今後将来的に、このこたちがコンテンツ内で登場することがあったとき。
そのときに紹介される設定群が、「正式な設定」となります。

ので、ここに紹介されているものからさらにどんどん変化が生じてくる可能性も普通にございますので――

どうぞその辺ご理解ご了承の上、お楽しみいただけますと幸いです!

あと、「現状では絵の設定がない」こも普通にいますので、そのこたちについてはno imageでの紹介となることも、
あらかじめご了承いただけますと幸いです。

というわけで、本日はまめこの紹介を参ります。

本当に初期設定ですので粗い部分もあるかとは存じますが、どうぞご笑覧ください。

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【まめこの初期設定】

旧帝鉄B20 9 専用レイルロオド 「まめこ」

B20形の愛称は「豆タンク」

半身である機関車たち同様に、大変にちんまりとした姿でロールアウトしてきたそのレイルロオドたちは、
まめたん、まめすけ、まめぞう、まめ、まめた、等、大変に適当な名付けを行われた。

まめこも、その流れでつけられた名。
最初の任地、山都鉄道(貸出)に配置されたときから名称変更を行われることもなく、そのまま秘路(ひめじ)→鹿兒島と所属変更をしつつ、現在にいたるまで運用され続けている。

機関車同様、レイルロオドも戦時設計。
『とにかく最低限動けばいい』というコンセプトでつくられているので、チビでやせっぽっち。
レイルロオドとして必要最低限の教育しか受けずに現場に出されたため、言葉遣いなどは(周辺環境の影響で)

「まめこ、まめこっていうんだ。よろしくな」

とか

「まめこ、そんなこと知らないぜ」

的な、運動部の少年のような口調で話す。

性格も口調相応の、よくいえば素直で一本気、わるく言えば単純で考えなしといったもの。

思ったことはすぐ口に出してしまうし、やりたいことはすぐに行動してしまう。
当然、コミュニケーションエラーも比較的多く発生させてしまうのだが、「自分が間違っていた」とわかった瞬間、すぐに素直に謝るために、そのエラーが深刻なものになったり、尾を引くことはほとんどない。

『B20形の中では最高の当たり罐』とされるまめこのB20 9は、大きな故障に見舞われることもなく、入換機として、あるいは構内での石炭輸送機として、与えられた任務を必要十分に果たすことができた。

ので、短命・悲運におわってしまった姉妹たちとことなり、まめこには、「欠陥機として産み落とされた」という自覚を一切もっていない。

むしろ、『こんなに小さくて簡単なつくりで燃費がいいのに、他の入換機と同じ仕事ができちゃう! まめこのB20 9はすごいぜ!!』と、大いに誇りに思っている。

他のB20形のレイルロオドたちの「すみません」「ごめんなさい」といった、謝ることがデフォルト、自分たちの非力さに絶望している――といった姿とは対称的にすぎるまめこの立ち居ぶるまいは、やがて「いさましいチビのレイロオド」として、入換機のレイルロオドであるにもかかわらず、職員やその家族、あるいは機関庫見学に来た鉄道ファンたちなどにも人気を博すようになる。

のちに、まめこをモデルとした、『いさましいチビのレイルロオド』という絵本が出版されると大ヒットし、まめことB20 9は一般にまで知られるようになる。

結果、『無煙化』が現実的なものと思われるようになってきた反動として訪れた蒸気機関車ブーム下において。
まめこは姉妹の誰にも成し遂げることができなかった、『客車列車をひいての本線走行』を、前代未聞の蒸気機関車4重連の、しかも本務機として務めるという、晴れ舞台の主役に抜擢されることとなる。

この四重連は、それぞれの所属機関区の当たり罐であった、
38696と、その専用レイルロオド「みくろ」
C55 9と、その専用レイルロオド「五穀」
C12 243と、その専用レイルロオド「ふじみ」

との協調により、大成功と大好評とを収める。

このときの四重連の仲間を(いまのところただ一機解体されてしまった五穀も含め)、まめこはずっと誇りにしているし、無二の親友だとも思っている。

実際、みくろのハチロクへの部品供用を無意味なものにしないため、大の人気者であるまめこが、電車姫へと働きかけて為した支援の働きは、決して小さな物ではない。、

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いやもう、ドラマチックなこでございますね!
わたくしもひさびさに設定読み返して、「おおお」となってしまいました。

関連の短いお話は、設定お読みくださったみなさまが一番気になるであろうところを掘り下げるべく

「まめことみくろの思い出語り」

というタイトルで展開することといたしましょう。

どうぞご笑覧いただけますと幸いです。

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【メンバーシップ限定記事のご案内】

『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ
『御一夜鉄道サポーターズクラブ』

にご参加いただきますと、内部設定資料や、以下のあらすじのショートストーリー。
あるいは掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。

ぜひご参加ご検討ください。

『まめことみくろの思い出語り』

<あらすじ>

DD51姉妹らの活躍により、いわゆる「無煙化」が現実味を帯び始めてきたころ

SLファンと関係者たちのために走行された、一大イベント列車「4重連」。

それを務めたまめことみくろが、久方ぶりの再会を果たし、思い出話に花を咲かせます。

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(登場レイルロオド紹介)

「まめこ」(旧帝鉄 B20 9 専用レイルロオド)

<出身> 旧帝鉄

<製造> 縦山重工業

<所属路線>なし(京塗鉄道博物館所属)

<能力・性格>  
12月7日ロールアウト。

伝説の4重連の主務機をつとめ、いさましいチビのレイルロオドとして絵本にもなった、小型タンク機の中でのレジェンドであるレイルロオド。

戦時設計の入換機、という出自のため、高度なレイルロオド教育を受けておらず、口調や立ち居振る舞いには粗野な一面も見られるが、非常に素直で明るく前向き。

協調性が大変に高く、誰とでもすぐに仲良くなれる。

その分交友関係にこだわる部分が少ないので、関係性は「広く浅く」といった感じになっている。

が、4重連の仲間たちはそんなまめこにとってさえ「別格」であり、仲間のために粉骨砕身の努力を示したことは、一度や二度や三度ではない。

「みくろ」(旧帝鉄8620形 38696専用レイルロオド)

<出身> 日ノ本 陽立製作所傘戸 

<所属路線> なし (雄武田市立動物園所属)

<能力・性格>
自分の車両38696の部品のほとんどを、事故で大きな損傷を追ったハチロクの8620復元のために。そしてみくろ自身の部品の一部もハチロクの復元のために無償提供した、
『幸福の王子』さながらの善性の塊であるレイルロオド。当然、自分の乗機は二度と走れなくなってしまったため、同機が静態保存されている大牟田(おおむた)の動物園の飼育係としてセカンドキャリアの日々を送っている。

ハチロクのことを深く尊敬していて、「お姉さま」と呼称する。が、ハチロクだけが特別扱いというわけでもなく、本当に別け隔てなく、誰に対しても親切で丁寧で、穏やか。
仕事も細やか丁寧に進める。大急ぎの状況──というような時でも、急いで済ます、ということが出来ないのが、短所といえば短所。決められた手順を決められたようにきっちり丁寧に進めるのは大得意だが、「緊急時なので重要度の低い手順を省く」などの応用は一切効かない。逆からいえば、それは『全ての作業、全ての手順が、みくろには等しく最重要』であることを示しているともいえ──部品ひとつ、ネジ一本に対してでさえ、みくろは不変の、『博愛のレイルロオド』であるといえよう。

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