見出し画像

わんだらー様の1/6サイズフィギュア『まいてつ Last Run!! ハチロク&オリヴィ』の完成見本を撮影しました。&『レヱル・ロマネスク0』第34話ネーム&短いお話「ハチロクの水泳特訓!?」

2024年7月発売予定となります
わんだらー様の1/6サイズフィギュア

『まいてつ Last Run!! ハチロク&オリヴィ』

の完成見本の写真を撮影させていただきました。


撮影といえば背景資料がメインで、物撮りはほとんどしないわたくしが、
標準レンズ一本で撮ってもきっちり可愛らしく撮れますレベルで、
実物、たいへん愛くるしいです。

帽子はハチロクのはマグネットになっていて、きっちり被せることができます。
また、オリヴィのは手に持たせることも簡単にできますので、
帽子ありなし、アクセ的に使う――というバリエーションで、撮影・鑑賞ともによりいっそうお楽しみいただけるのではないかと、わたくしとしては感じました。

正面、側面からももちろんかわいいのですが、バックビューの髪の毛の流れもたいへん綺麗で、そこもまた見どころで撮りどころだとも感じました。

現在予約受付再開しているところも結構あるようですので

■わんだらーオンラインストア■
https://shop.wanderer.jp/products/detail/29

■Amazon■
http://amzn.to/49Yaozs

■あみあみ■
https://x.gd/EGTyR

■HOBBY STOCK■
https://www.hobbystock.jp/s/item/view/hby-gcf-00015925

■駿河屋■
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/602263080

ぜひぜひお迎えご検討いただけましたらと思います。

話がらりと変わりまして、現在絶賛ネーム掲載中のWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』。

今回で4シーン分まとまりますので、第34話「水の料理」のネーム&字コンテ、まとめて掲載させていただきます。

新観光列車をレストラン列車としていくべく、
紅の、皆の力と知恵が集結される――といった話でございます。

ネームそのものはメンバーシップ特典記事となりますが、
アバンタイトル部はどなたにも無償でお楽しみいただけますので、よろしければぜひご笑覧いただけますと幸いです。

今回は水着フィギュアを紹介いたしましたので、短いお話も水着ネタ……というかプールネタでいってみたいかと思います。

タイトルは「ハチロクの水泳特訓!?」
登場するレイルロオドはハチロクです。
どなたにも無償でお楽しみただけますので、よろしければどうぞご笑覧ください。

■ハチロク■


御一夜鉄道8620専用レイルロオド。
レイルロオドなので水は苦手。
水泳しようなどとは考えたこともない。

///////////////////////////////

『ハチロクの水泳特訓!?』

「プウル運動……でございますか?」

「うむ。レイルロオドの人工筋肉の劣化防止に、かなりの効果を見込めると不死鳥博士に教わったのだ」

「まぁ」

それは耳寄りな情報です。

双鉄さまの夢――わたくしの夢――新・幹線鉄道の開通。

いつかきっと叶うであろうその光景を見届けるため……
ほんの一日でも二日でも、残された稼働時間が伸びるのでしたら、なんとありがたいことでしょう。

「具体的には、どのようなことを行うのですか?」

「プールにつかって水中歩行をするだけでも一定の効果は見込めるとのことだが――
最大限の効果を得るためには、やはり水泳をマスターするのがよいそうだ」

「水泳ですか!?」

不死鳥博士のお言葉とお伺いはいたしましたが、それにしても――

「レイルロオドの比重は人間のそれと比較にならぬほど重く、空気をどれほど吸い込もうとも、水に浮くことは不可能であると教わりました」

「らしいな」

「であるのにもかかわらず、水泳などとは」

「それを可能とするために、浮き具を使うそうなのだ」

「浮き具?」

「浮き輪というものがあるだろう。空気をいれて、その浮力で体を浮かせるものだ。
あれの、水泳のサポート用に洗練されたものがすなわち、浮き具だ」

……腕に巻くというアアムリング。
川下りでも身に着けました、ライフジャケット。
浮かせた体の推進力を増すための、トレエニング・フィン。

スマアトホンで画像を見せていただきますと……
なるほど、これならなんとかなりそうにも思えてきます。

けれど――

「水泳となりますと……お顔を水につけますでしょう」

「だな」

「わたくし……それがおそろしくって。だってずうっと、お水を避け続けてきたのですもの」

「が――ハチロクは風呂に入るし、顔も髪も洗うではないか」

「それは左様でございます」

「風呂の湯が冷めればすなわち水だ。ゆえ、まずは風呂の水に顔をつけるところから練習してみてはどうだろうか」

「ですから、それが恐ろしいのです」

「ふむ? なぜだ」

「何故って……」

レイルロオドは泳げない。
だから、水に近づいてはいけない。

それは恐らく、ロオルアウト以前からわたくしの中に根付いている常識で――

「……困らせるつもりはなかった。
すまない。ゆえ、質問の仕方をかえよう」

「!」

双鉄さまが腰をかがめて、視線をわたくしにあわせてくださいます。

「僕が訓練につきあおう。それでもやはり、水は怖いか?」

「双鉄さまが……」

プウルトレエニングに双鉄様がご一緒くださる。
それはすなわち、双鉄様も水着姿になってくださるということです。

水は浮くもの、沈むもの。体をとても不安定にするもの。
けれど、けれどもその度に、双鉄さまがわたくしを支えてくださるのなら――

「ご褒美です」

「うむ?」

「ああいえ、怖くないように思えます。
むしろ……訓練、それでしたら楽しみに臨めるものかと」

「ではそうしよう」

笑って、双鉄さまが立ち上がられます。

「僕も水着を買わねばな」

さきほどまであれほどに恐ろしかった水泳が、ほんの少しも、もはや怖くはありません。
水に溺れるより先に――

「わたくし、お供いたします!」

双鉄さまが、わたくしを溺れさせてくださったから。

;おしまい

///////////////////////////////

いかがでしょうか?

プールでのコイン拾いから水慣れをがんばっていくハチロク――
きっとなかなかに可愛いのではないかと想像いたします。

そんなハチロクの魅力がたっぷりなWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』の過去話。

どなたにも無償でご確認いただける0~7話はこちらで

それ以降のまとめはメンバーシップ特典で

それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。

///

【メンバーシップ限定記事のご案内】

『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ『御一夜鉄道サポーターズクラブ』

にご参加いただきますと、レイルロオドたちにかかわる詳細な内部設定資料や掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。

掲示板では「3分で読めるレイルロオドのお話」の主役レイルロオドのリクエストなども可能です。

また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。

どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。

【製品版 WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』のご案内】

本noteでネーム連載をしております『レヱル・ロマネスク0』の完成品は、
WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』として順次リリースされております。

よろしければこちらもぜひご覧ください。

いいなと思ったら応援しよう!