
3分で読めるレイルロオドのお話「レイルロオドの衣替え!?」&WEBTOON作品 レヱル・ロマネスク0 第31話「観光列車に大切なこと」シーン2ネーム&字コンテ
本日の埼玉県はまことに暑ぅございました。
わたくしの住まう狭山市は、なんと28度にも達したそうでございます。
まだ3月なのに!
あまりも暑さにあわてて赤ちゃんの半袖服を探したのですが、半袖を来ていたのは9月末の新生児期からわずかの期間のみだったため、
生後6ヶ月の今では完全にサイズアウトしてしまっており、さらに慌てて近所のバースデイ(しまむら系のベビー服屋さん)に走ることになりました。
それで思ったのですが。
近年の気温の高さを鑑みるに、
『6月の衣替えまで冬服の制服を強要されるのは、なかなかの地獄なケースも少なくないのでは?』ということでした。
ので、ググってみましたところ
「未だに一斉衣替えを強いられるケース」
「制服移行期(例えば4月1日から6月1日等)を設け、移行期は夏服・冬服を自由に着分けてよい、としているケース」
「夏服・冬服の選択は完全に個々人の自由とされているケース」
が混在してようです。
> 文部科学省によると、制服や衣替えに関する国の指針はなく、各学校の判断に委ねている。
とのことで
各学校/教育委員会の判断によるもののようでございますので、
これだけ気温の乱高下が激しい今日このごろ。
服装選択の自由が全国的なものになってほしいなぁ、と考えました次第です。
と、いいつつも、御一夜鉄道の制服やレイルロオド服。
夏服・冬服なども設定可能となってくるくらいに、コンテンツ栄えてほしいなぁ、などとも同時に思ったりもいたしました。
そのために基点として機能させていきたいWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』のネーム&字コンテ
先日第31話『観光列車に大切なこと』のシーン1のネーム&字コンテを公開ましたので、
本日はシーン2を公開いたします

双鉄が日々姫の幼少期を思い出すコマは、ネーム作画担当の狩野さんが実によい感じに描いてくださりました。
ということで、本日はそのまま「衣替え」をテーマに短いお話を書いてまいります。
タイトルは
『レイルロオドの衣替え!?』
登場するレイルロオドは、ハチロクれいなといたしましょう。
どなたにも無償でお読みいただけるお話となりますので、ぜひご笑覧いただけましたら幸いです。
■ハチロク■

御一夜鉄道8620専用レイルロオド。
前所属は旧帝鉄。
帝鉄の全盛も衰退も知っている。
■れいな■

御一夜鉄道キハ07s専用レイルロオド。
御一夜に来る前には硬上鉱山鉄道で働いていた。
マスターである雛衣ポーレットが大好き。
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『レイルロオドの衣替え!?』
「うっふふ~~」
あら、珍しい。
れいながニコニコ眺めているのは、その手の中のスマホです。
「なにか嬉しいニュースでもあったのですか?」
「違いますよぉ、ハチロクさぁん」
ぱっと、れいながスマホ画面をわたくしに差し向けて――
「あら、涼やかですね」
「ですですぅ。今日のポーレット、夏服すっごく可愛く着こなしてたから、
ツーショット撮ってもらったんですよぉ」
いい終えて。
ふっと、れいなのにこにこがかき消えてしまいます。
「れいなたちにも、夏服とかあったらよかったですよねぇ」
「わたくしたちは、暑さ寒さで稼働が落ちたりいたしませぬものね」
真夏のキャブで、60度を超える暑さにさらされるさなかでも、わたくしは常にいつもの制服。
長袖ロングスカアトです。
「もしレイルロオドに衣替えがあったら、
ハチロクさんは、どんな夏服着てみたいですかぁ」
「え? あのっ――ええと――」
……わたくし、私服も日々姫に見立ててもらってる有り様です。
服飾のことなど――興味も知識もほとんど有しておりませんので……
うむむむ、あまりよくない緊急避難になりますが――
「れいなが見立ててくれるとしたら、どうですか?
わたくしにはどのような夏服が――」
「ハチロクさんは長ーいスカートの印象が強いですからぁ、
それでも暑くなさそうなのだと、えーっと、えーーーっと」
ぽん、とれいなが手をたたきます。
「黒と赤のセーラー服がいいと思いまぁす!
ハチロクさん、きっと似合いますよぉ」
「なるほど……確かにわたくし、ある程度着こなせそうに思います」
「ですよねぇ!」
しかし、けれども、セエラア服というものは――
「鉄道員らしさを欠いてもしまいそうですが」
「ああ! そっか、セーラー服って、船乗りさんの服ですもんねぇ」
「左様ですね」
鉄道らしく。
その上で、わたくしらしく。あるいはれいならしく。
「……そう考えると、わたくしたち。いまのこの制服の着こなし方で、
季節感を出していくのが、一番よいのかもしれませぬね」
「着こなしで季節感! ならならぁ」
れいながごそごそ、ポーレット様の机の引き出しの中を探して――
「ありましたぁ! じゃーーーん!」
「まぁ!」
ポーレット様の私物なのでしょう。
れいなにはちょっとブカブカのサングラスが、けれどもまこと――まこと似合って!
「なんとかわいらしい。うふふっ、確かにそれなら夏仕様のれいなでございますね」
「で、ハチロクさんはぁ」
れいながわたくしの後ろにまわり、なにやら髪を――まぁ! まぁ! まぁまぁまぁ!
「じゃじゃーん! ふわっとした三つ編みを、お花のバレッタでまとめてみましたぁ」
これは――着帽の妨げにもなりませぬし、ぐっと涼やかさが増しますし――
「夏仕様のハチロクさんでぇす!」
;おしまい
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いかがでしょうか?
実際のとこは髪型差分も差分なので、ゲームとかだと難しいのですが、
WEBTOONなら描けるかもでございますね。
そんなこんななWEBTOON作品『レヱル・ロマネスク0』の過去話。
どなたにも無償でご確認いただける0~7話はこちらで
それ以降のまとめはメンバーシップ特典で
それぞれお読みいただけますので、よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。
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掲示板では「3分で読めるレイルロオドのお話」の主役レイルロオドのリクエストなども可能です。
また『レイルロオド・マニアックス』の掲載時には、紹介されているレイルロオドの設定画や三面図などの資料で存在するものを公開していきたく思っております。
どうぞご参加ご検討いただけますと幸いです。
【製品版 WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』のご案内】
本noteでネーム連載をしております『レヱル・ロマネスク0』の完成品は、
WEBTOON版『レヱル・ロマネスク』として順次リリースされております。
よろしければこちらもぜひご覧ください。