らいくスポーツの想い


スポーツを続けられない理由

幼児、小学生の子たちの運動を教えることに携わって20年。
今まで多くの子どもたちを指導してきました。
自分の教室を辞めるときに、「サッカー始めるんだ!」「小学校の野球チームに入ります」などなど色々理由はありますが、こちらは「頑張って!」と送り出すしかありませんでした。
その後、頑張って続けている子もいれば、すぐに辞めてしまった子も多くいました。
辞めてしまった子の話を聞くと、「楽しくなかった」「ついていけなかった」という声。
「じゃあなんで始めたのと?」と聞くと、「お友達がしていたから」「兄弟がやっていたから」「テレビみてなんとなく面白そうだったから」という理由をよく聞きました。

スポーツを続けるには?

子どもたちがスポーツを続けられるようになるにはどうしたらいいのかな?
自分なりに考えたことは、
「自分に合ったスポーツを自分で見つける」
「スポーツに必要な身体の動かし方とすばしっこさを身につける」

自分に合ったスポーツを探す場所

子どもたちにとって友達、兄弟、両親がしているスポーツが一番身近なスポーツになります。そのスポーツしか知らない、経験したことがない状態となるのではなく、幼児、小学生の時期に色々なスポーツの経験をすることが大切です。
たくさんのスポーツを経験する中で、「このスポーツ楽しい!」と子どもたちが感じることで、「もっとしたい」「もっとうまくなりたい」と自分で興味関心をもつことが一番理想的ではないかなと考えます。

クロストレーニングの考え

日本では、一つのことに打ち込むことがいいという考えがあるため、小さいころから同じスポーツをすることが多くみられます。一つのスポーツだけをすることで、そのスポーツの技術の習得は早くできますが、動きが偏ることで大きくなった時に伸び悩んだり、同じ個所をたくさん動かすことでの怪我のリスク、そして年齢があがるにつれ燃え尽き症候群になりやすいという弊害もあります。
アメリカでは子どものうちからシーズンごとに取り組むスポーツを変えるのが通常のようです。複数のスポーツをすることで、動きの幅を広げることや、何よりもスポーツを楽しんで行うことができるというメリットが考えられます。私も小さいころから、サッカー、野球、バスケットボール、スキーなど様々なスポーツを行ってきました。一つ一つのスポーツの技術はそこまでですが、様々なスポーツを経験できたことで、色々な動きに対応することができるようになったと思いますし、スポーツの楽しさを今でも感じ味わうことができております。

すばしっこさが一番の武器

今までたくさんの子どもを見てきて、伸びる子の特徴として「すばしっこい」があります。ただ走るのが早いのではなく、すばしっこいです。
すばしっこい子は鬼ごっこが得意な子です。鬼ごっこは前に走るだけではなく、横、後ろ、斜めと全方向に動きます。また、回りをみることも重要で、これらはほとんどのスポーツに必要な能力になります。
また、すばしっこさは幼児、小学校の時期が一番習得しやすいといわれており、らいくスポーツの教室では、このすばしっこさを高める運動、遊びを多く取り入れていきます。

らいくスポーツの教室

らいくスポーツが開催する2つの教室
「クロトレスクール」と「おもろスポーツ教室」
目的はどちらも同じです。
クロトレスクールは園のホールで行うため、器械運動、なわとび、ボール運動、すばトレ(すばしっこさを高める運動)の4つを中心に行います。
おもろスポーツ教室は、色々なスポーツを経験するだけではなく、スポーツの楽しさを子どもたちが自ら作り体感できる教室です。

子どもたちがらいくスポーツの教室で運動に必要な能力を身につけ、自分でしたいスポーツを見つけ、巣立っていく子をたくさん育てていきたいと思います!


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