12月5日(火)冬戦争6日目

 フィンランド国会は、カウハヨキで初の会期を開いた。開会はソ連軍の空襲の脅威から夜の8時からとなった。会議では戦時下における各種の例外的な取り扱いについて議論された。それは新たな税金、戦時国債、国の借款のようなものであった。予算については翌日の独立記念日に取り扱われることになった。カウハヨキに集まった議員は34名であった。10名が欠席であったが、このうち3名の議員は出席不能であった。ヴァイノョ・ハヴァスとパーヴォ・スシタイヴァルは前線で兵士として戦っており、T.M.キヴィマキは外国で任務にあたっていた。

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