12月6日(水)冬戦争7日目

 この日はフィンランドの第22回の独立記念日であった。しかし、軍当局からは空襲の脅威のために、全土で人々が集まること、すなわち教会での礼拝が禁止されていた。加えて内閣はこの日を休日としないことを決めた。独立記念日は、民間人が各々の場所で、すなわち市民防衛詰所、病院等で小さな形で祝われた。伝統的に続けられてきた大統領官邸でのレセプションも中止された。ただ、タンネル外相の主催でホテル・カンピの宴会場で、外交関係者を招いてレセプションが開かれた。ソ連の通信社はフィンランドからは多くの外交関係者が逃亡したと述べていたが、多数の外国要人が訪れ、カッリオ大統領に祝辞を述べた。

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