12月13日(水)冬戦争14日目

 スウェーデンでは新しい政府が組織された。フィンランドに同情的だったサンドラ外相は閣外に去った。ハンソン首相とショルド国防相は、留任した。冬戦争の勃発はスウェーデン政府にも大きな影響を与えた。フィンランドのタンネル外相はスウェーデンにオーランド防衛への参加を求めたが、サンドラは前向きだったのに対して、政府としては消極的だったからだ。サンドラの辞任は、スウェーデンがフィンランドの戦争に加わらないことをはっきり示したと言えよう。

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