2020.07.05 "MCなし" というWin-Winの形
こんにちは。かみなりひめです。
さて、皆さんに質問です。
ミュージシャンやアーティストの
MCがないライブってどうですか?
「アーティストの想いが聞きたい!」
「曲を沢山聞けるならアリかも」
これは賛否両論あるかと思います。
私はどちらかというと、
MCも含めて楽しみたい派ですが、
それを考え直すような経験をしました。
Dos Luna with 福森康
@六本木alfie
MCがないということが
我々お客さんにとっても、
ひいてはお店にとってもプラスになる。
そんな体験についての話です。
0. そもそもDos Lunaって?
よくぞ聞いてくれました。
Dos Lunaとは、
ベーシスト・坂本竜太さんと、
ジャズギタリスト・荻原亮さんのデュオ。
大人な上質のサウンドを届ける二人。
そんな二人を主に支えておられるのが、
ドラマー・福森康さんです。
1. お客さん側のメリット
この日は、今秋発売予定の新アルバム
『Cuarto』の収録曲がほとんど。
中には、披露された段階で
まだ曲名がないものまでありました。
1stステージは、竜太さんや亮さんが
何かを喋ることもなく、ただひたすらに
演奏が続いていきました。
4曲ほど演奏した段階でも、
30分以上は時間に余裕があった状態。
ここで初めて竜太さんと亮さんが相談。
そのまま演奏が続行されました。
結果として、
1stステージが終わるまでの45分間、
MCの時間は設けられませんでした。
ただ、我々お客さんとしては、
思う存分Dos Lunaの新たなサウンドに酔い、
その世界にどっぷり浸ることができました。
MCがないだけで、これほどまでに
曲だけを楽しむことができるのか、と
思わず感嘆してしまいました。
2. お店側のメリット
このMCなしという形態が、
別の意味を持っていたことに気づくのは
1stステージが終わった後でした。
終わるや否や、お店のママとともに
アーティストが換気をしていたのです。
alfieは六本木のど真ん中。
六本木ヒルズなども程近い場所です。
演奏中の換気は難しいですよね。
換気から戻ってきた亮さんが、
以下のようなことを仰ってました。
MCなしで早めに1stを終わることで、換気の時間を多く確保できるようにしていた。本当は4曲で終わるはずだったが、予想以上に演奏できた。
このalfieでも、新型コロナ対策は
万全に行われていました。
入店時の消毒・検温は当たり前。
トイレのノブを掴むときはティッシュ必須、便座を使えば除菌ウェットティッシュで拭くという徹底ぶり。
MCなしで演奏を行うことが、
コロナ対策としての意味を持ち得たのです。
偶然なのかもしれませんが、
沢山の曲を聞きたいファンと、
コロナ対策をしたいお店側との
利害が一致したとも言えますよね。
3. おわりに
今回は、先日のライブ経験から、
MCなしのライブの可能性に触れました。
新時代のライブのスタイルのひとつとして
価値があるかもしれませんね。
(竜太さんと、調子に乗った私を添えて)
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