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Pokémon Sleepとハードワーカー、それにまつわる悲哀など

こんにちは。かみなりひめです。

夏!始まってしまいました。
年がら年中仕事ばかりのワタクシですが、
今年も数日間は休めそう!うれしい!!

さて、そんなワタクシのガタガタな健康に
一役買ってくれそうなアプリがリリースされ、
喜び勇んでダウンロードしてみました。

それこそ、

\Pokémon Sleep/

はじめて買ったゲームはポケモン金
人生で続けられたゲームもポケモンシリーズ

生まれてこの方ずっとポケモントレーナーなので
実生活の健康管理までポケモンが関わってくるのは
割と嬉しいことでもあります。

とはいえ。とはいえなんですよ。
ダウンロードして約1週間が経過した今日この頃、
ふと、思ってしまったのです。

私にはうまく使いこなせないかもしれない。


1. 睡眠ではなく気絶だった

21日にダウンロードを済ませたワタクシは、
さっそくその日の夜から使用を開始しました。

なんでも、睡眠時間や睡眠スタイルによって、
出現するポケモンが変化する仕組みのよう。

毎朝、寝顔を見せてくれるポケモンたちに
思いを馳せながら床に就くわけなのですが、
ここにひとつ課題がありました。

当たり前といえば当たり前ですが、
アプリの「ねむる」ボタンを押さない限り、
自分の睡眠の様子は記録されません。

「ねむりの約束」もなかなかすごいワード

ゆえに、この5日間においても、
睡眠記録をつけられなかった日がありました。

そうすると、ポケモンたちも
眠そうな顔をして「寝かせてくれ……」と
言わんばかりの表情を見せてくれます。

ピカ様もこの顔である
ダネフシさんも眠そう

これが、なんとも心苦しいのです。
ポケモントレーナーであればなおさら。

私が睡眠記録をつけられなかったばっかりに、
仲間のポケモンがやつれていくのです。

これ以後は、
忘れないように「ねむる」ボタンを押下して
就寝する日々を何とか続けております。

……が、この作業もまたキツいのです。

そして、このボタン押下すら、きっといずれは
またやらなくなってしまうのだろうと思います。

そう思い至ってしまったきっかけは、
奇しくもPokémon Sleep自身の手によって
作られてしまいました。

Pokémon Sleepでは、目覚めのタイミングで
その日の睡眠時間や睡眠スタイルなどを
しっかりと教えてくれます。

その中には、「寝つくまでにかかった時間
という項目がありますが、ワタクシの場合は
ほとんどの日において「5分」なのです。

これはどのようなことを意味するのでしょうか?

上に挙げた記事の中には、
以下のような記述があります。

眠るのにかかる時間(睡眠潜時)は5分以上25分以下が正常範囲です。布団やベッドに入って5分以内に眠るのは、疲れがたまって寝落ち、つまり気絶に近い状態にある可能性があります。

PR TIMES「疲労と睡眠に関する意識調査」より

つまり、「睡眠」とワタクシが認識していたのは
とどのつまり「気絶」の場合が多かったのです。

「ねむる」ボタンを押そうと意識していても、
バタンキューと気絶してしまえば意味もなく。

でも、気絶してしまった暁には、
溜まり続けていて解消されない疲労と、
ポケモンをも疲れさせている罪悪感とが
ただただ残っていくのでした。

2. 8時間半という壁

とはいえ、気絶の壁さえ乗り越えれば、
あとはポケモンたちを仲間にしながら、
カビゴンを育てていけばいい――。

……というのはもちろんそうなのですが、
「育成」というゲーム性のある要素が加わることに
起因する問題がもうひとつ存在します。

Pokémon Sleepにおいては、
自身の睡眠時間の長さによって、
睡眠スコア」という数値が決定されます。

これは、8時間30分を100点として評価している
ことが公式から発表されています。

​​【日ごとの評価】​ 
”8時間30分以上”で100点(16歳未満は”11時間以上”で100点)とし、あなたの睡眠時間を評価します。​ 
その基準となっているのは、米国の小児科学における”年齢ごとの睡眠時間の推奨値”です。​ 
そのデータによると、16歳の睡眠時間の推奨値は”8時間30分”。年齢を重ねて成人になっていくにつれて、睡眠時間の平均値は短くなっていきますが、『ポケモンスリープ』では、​​16歳以上のユーザーの睡眠時間の推奨値を、いちばん若い年齢にあわせています。​ 

サイト内「柳沢正史先生と学ぶ、睡眠の最新科学」より

この睡眠スコアは、その日の睡眠評価(?)である
ねむけパワー」の算出にも用いられる数値です。

ということは、
睡眠スコアを少しでも高くすることが、
このゲームの攻略に関連するだろうことは
明らかであるわけです。

ところが。

上でもすでに述べられているとおり、
年齢を重ねるごとに睡眠時間は短くなるモノ

そうなると、睡眠スコアで100点を収めるのは
なかなか至難の業になってしまいます。

現在、ワタクシの平均睡眠時間は6時間57分
これだと80点台前半くらいのスコアになります。

やはり「ゲーム」なわけですから、
スコアは高ければ高いほど好ましいはず。
ですが、年齢が上がるに連れて、
スコアを叩き出すのが難しくなってしまう。

こんなまとめも出回ってましたね。

無理に長い時間寝ることもできないというのは
少しずつ身にしみて理解できるようになりました。

社会人生活を続けていった結果、
7時間前後の睡眠で覚醒するようになってしまい、
休日でもおよそこのくらいしか寝られません。

自身の社会人生活がここに来てアダとなるとは
これまた何とも悲しいことになりました……。

3. おわりに

ひとしきり、Pokémon Sleepにまつわる悲哀を
2点に絞って書かせてもらいました。

たしかに、今のワタクシにとって、
攻略をしていくのは難しいアプリなのかも
しれません。いや、確実に難しいですね……。

ただ、そもそもPokémon Sleepは、
このように睡眠を可視化することによって、
ユーザーに自身の健康状態を把握させたり、
その向上を図らせたりすることも目的でしょう。

だからこそ、公式サイトでは
睡眠リズムを整えよう」といった文言が
踊ることになるのです。

今後、そのゲームとしての側面をどれほどまで
楽しめるかは正直自信がありませんが、
睡眠の改善には少しでも取り組みたいですね。

(初日のアレなグラフを載せて)

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