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蓮ノ空から学ぶ文字・表記

こんにちは。かみなりひめです。

さて、一昨日はおめでたい日でございました。

DOLLCHESTRA 4th single
「Proof」
発売おめでとうございます!

104期メンバーを迎えての初シングルで、
「Sparkly Spot」の104期バージョンも収録。
これの感想はまた追って記します。たぶん。

他ユニットも同じように104期新入生を迎え、
数々の媒体で活躍の場を広げる彼女らに対して
ますますの活躍を期待したいところです。

さて、そんな104期新入生たちですが、
ふと見返したときに気づくことがありました。

いまここに、「安養寺姫芽」と入力しました。
みらぱに加入したゲーム配信者兼限界オタクです。
そんな彼女の公式スペリングを見てみましょう。

(Anyoji Hime)

このスペリング通りにキーボード入力をすると、
どうしたって「あにょじひめ」にしかなりません。
「あにょじ」‥‥それはそれで可愛い響き。

そう思っているオタクは他にもいるようで、

などなどが検索でヒットします。
やっぱり「にょ」がかわいいね。

ただ、表記をするうえでは、
同一の表記に対して再現される音が複数あると、
正直面倒なのは言うまでもありません。
円滑なコミュニケーションに困難が生じます。

英語の場合は、同じスペリングであっても
品詞によって発音が異なるというケースが
しばしばみられます。”minute”とか”tear”とか。

しかし、今回は日本語でございます。
一対一で対応してもらわないと困るのです。

どうしたものか‥‥と調べてみたら、
その答えは案外あっさりと見つかりました。

ローマ字の綴り方には、大別して

  1. ヘボン式

  2. 日本式

  3. 訓令式

の3種類が存在しています。

今回上に挙げているのは、これらのうち3番目の
「訓令式」と呼ばれるものです。

こちらは、ヘボン式と日本式の混在によって
表記がまちまちになって乱れていたところを、
内閣訓令というかたちで表記の統一を図ろうと
した方式となっています。

この「訓令式」の「そえがき」には、
以下のようなルールが定められています。

はねる音を表わすnと次にくる母音字またはyとを切り離す必要がある場合には、nの次にアポストロフィを入れる。

(内閣訓令「ローマ字のつづり方 そえがき」より)

このルールにのっとれば、
「あんようじ」と表記したい場合には、
「An'yoji」となるのが正しいというわけです。

要は /n/ と /y/ とが分かれているということが
分かるように表記せねばならぬのです。

ところがどっこい。
公式の表記はあくまでも「Anyoji」。

‥‥ということは、
「あんようじ」ではなく「あにょじ」の方が
実は本来的には正しい訓み方だった――。











のかもしれない(天才)。 【Q.E.D.】

(おあとがよろしいようで)

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