小文字の歴史・虹ヶ咲――大観覧車の思い出を添えて
こんにちは。かみなりひめです。
夏の終わりの涼しさを感じられる今日この頃。
お台場にもひとつ、終わりを迎えるものがあり。
それこそが、
パレットタウン大観覧車です。
1. 乗ってきました大観覧車!
終了2日前の本日夜、仕事を早く切り上げて
久々のお台場・青海へと足を運びました。
背後にあったはずのMEGAWEBやZepp Tokyoは
すでに跡形もなく消え去っておりました。
Venus Fortも建物自体は残っておれども、
どこか寂寥感を覚える佇まいでした。
今まで見てきたのとは違う光景を横目に、
案内板に従って歩みを進めていきます。
さて、観覧車下に到着したときにはすでに
観覧車の外まで待機列が伸びている状況でした。
それでも、シースルーゴンドラを選ばなければ
割とサクサク乗れた印象ですね。
もちろん最終日はそうもいかないでしょうが。
チケット購入からおよそ5分程度で
観覧車のゴンドラに乗り込むことに成功。
ずんずんと、しかし着実に天空へと近づくと、
ワクワクとトキメキが広がっていきます。
頂上地点からは、東京タワーやスカイツリー、
そしてお台場の夜景を我が物にできました。
しかし、楽しい時間というものは
いつも瞬く間に過ぎ去ってしまうものです。
およそ16分程度の天空旅行は、
あっという間に終わりを迎えてしまいました。
2. そのものはなくなるけどさ。
さて、パレットタウン大観覧車などという
ワタクシには縁のなさそうな代物に対して、
どうしてここまで感傷的になっているのか?
付き合う前の彼女とのデートで訪れた場所、
というのももちろん理由の一つです。
しかし、パレットタウン大観覧車をデートに
選んだ理由も、前掲記事にあるようなことでした。
ご存知のとおり、パレットタウン大観覧車は、
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」シリーズで
しばしば顔を覗かせる場所であるのです。
ワタクシが初めて聖地として訪れたのは、
この「無敵級*ビリーバー」がきっかけでした。
また、アニガサキ2期5話では、
後楽園から帰ってきたゆうぽむの二人が、
最後にパレットタウン大観覧車に乗ってましたね。
そんな想い出の地が、少しずつ
なくなっていってしまっているのです。
ゴンドラに乗っていたあの時間が、
どうしても物寂しく思えたのは事実です。
でも、不意にこう思えたのです。
「虹ヶ咲を見直せば、そこには
あの大観覧車が活き活きと回っているのだ」
確かに、パレットタウンも大観覧車も、
そのもの自体はなくなってしまいます。
でも、そこにそれらがあったという記録や記憶は
我々のなかに、そして虹ヶ咲のなかにはしっかりと
残っていくのは間違いありません。
一般に、歴史書や年表に現れない歴史のことを
「小文字の歴史」と呼ぶことがあります。
今後、もし2000年代の青海エリアについて
どんな様子であったかを知りたい!と思った際に、
虹ヶ咲がヒントになるのかもしれません。
小文字の歴史としての虹ヶ咲の可能性に
ふと気づいてしまった一夜なのでした。
3. おわりに
先ほど取り上げた楽曲「無敵級*ビリーバー」。
このパレットタウン大観覧車が登場するシーンは
以下のような歌詞が綴られています。
このイルミネーションの輝きを
我々も心のうちに留めておきたいものです。
パレットタウン大観覧車よ、永遠なれ!
ありがとうございました!!
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