妄執日記3 徘徊ハイボール

朝、スコッチを発掘した。
家に元々あった物を私が偶然発見した。
普段お酒を全く飲まないのに「消費しないといけない!」と強迫観念に支配された。
朝食がハイボールとトマトであった。

ハイボールの勢いに乗ってメンズメイク(洗顔→化粧水→BBクリーム→フェイスパウダー)をして街に出た。
ハローワークに行って求人情報をチラ見して退職後の行動を決めてました。 
そのまま近くで献血センターが客引きをしていたので突撃。衝動でしか生きてない人。   
しかし、服用している睡眠導入薬とそもそもハイボール飲んで徘徊してる男の存在を理由に献血を行わず上下移動(合計48F)だけして去りました。

そこから納得いかないまま居酒屋の昼定食で唐揚げを食べて納得いきませんでした。
サーティワンのがマシだった。  

時間が余ったので映画館に突撃。
前々から見たかった映画のチケットを取ろうとして、3時間後に上映枠が余ってることを知る。

3時間後を想像した瞬間、アルコールがさーっと抜けていく感覚がありました。

周囲には「トモダチ」「カゾク」「ラヴァー」が溢れており、「ヒトリ」は珍しい存在でした。メンズメイクまでして外に出てきて誤魔化していましたが、私は「ヒトリ」です。 人の溢れる中で「ヒトリ」を晒して映画を見る胆力が無くなりました。
グッズコーナでは女子中学生が爆豪君のグッズを買ってました。羨ましいです。

馬鹿みたいな理屈で何一つメリットを得ることを無く帰ってきた私はポップコーンを片手にAmazonプライムで映画を見ました。
ザ・ハントという映画です。
12人の低所得者層の白人が富裕層によって狩られる映画です。
序盤20分くらいまでは主人公っぽい奴が死ぬ→主人公っぽい奴が死ぬ→主人公っぽい奴が死ぬの展開の繰り返しをして、最後に兵役経験者の女性が富裕層を全滅させる話です。
彼女と観る映画ではないね、とディスプレイモニターの壁紙に映る女性から考えました。 

それだけで終わりです。
あとかまぼこ丼食べたけど生臭くて駄目でした。


【映画ゲド戦記のキャッチコピー】


彼女と入って、友達と出てきた。



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