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統計から見る令和6年度中小企業診断士試験!

こんにちは。理系大学生のららです。

本日(9/3)の11時ごろに令和6年度の中小企業診断士試験の合格者発表がありましたね!

自己採点時点で420点だったので気が気ではなかったのですが、合格していて本当によかったです。

合格体験記的なものはこちらのnoteに書いておりますので気になる方は読んでくださるとありがたいです。(ちょっと調子乗った内容です笑)

今年の合格率から見る難易度は?

結論から言うと今年は例年と比較して、ほぼ難易度が変わらなかったと考えられます。

まず、令和6年度の統計資料から読んでみましょう。


令和6年統計資料より引用

令和6年の試験合格率は27.5%でした。

ただ、注意しなければならないのは試験合格率は全科目を受けた人のうち、試験に合格した人の割合です。

実際のところは1次試験に申し込んだ人のうち19.8%が合格したこととなります。

📝申込者のうち3043人が試験を受けていません。受験料もったいない!

次に過去の10年間の全科目受験者の合格率推移をみてみましょう。


統計資料よりエクセルで作成
※再試験は考慮せず。

今年は令和に入ってからは最も低水準な合格率となりましたが、令和5年と比較して2.1ポイント、令和4年と比較して1.4ポイントしか変わらないことからそれほど難化したわけではなさそうです。

科目ごとの難易度も見てみよう!

今年は情報システムで阿鼻叫喚されている方が多くいた気がしますが、実のところどうでしょうか?

統計資料を基に科目合格率を出してみました。

統計資料よりエクセルで作成

この表で注意しなければならないのは科目合格者に一次試験合格者が含まれていないことです。

たとえば、経済学で60点を上回る人が100人いてそのうち90人が一次試験に合格していると科目合格者数は10人となり統計資料上の合格率が低くなります。

つまり、合格率が低い=難易度が高いとは限らない点に注意が必要です。

この表から何も考えずに難易度を推定すると高い順から中小>法務>経済>財務>情報システム>運営管理>企業経営理論となります。

ただ、実際のところ中小や法務、経済で合格点をとれる人は1次試験に合格している可能性が高いと考えられます。

実際、この難易度順は直感に反する方が多いのではないでしょうか?

合格率が低い科目ほど一次試験合格者がしっかりと得点できている科目である可能性が高いということですね。

職業別での合格率の差異は?

職業別での合格率は以下のようになります。

統計資料よりエクセルで作成

最も合格率が高いのが政府系金融機関勤務で最も合格率が低いのが学生(泣)でした。

公務についている方の合格率が全体的に高いですねー

学生の合格率が低いのは悲しいです。やはり資格に費やせるお金が足りないことや実務経験がないこと、強い動機付けがないことなどが要因でしょうか?(時間だけはある)

男女別・年代別の合格率は?

まず男女別の合格率から。(1次試験合格者÷申込者数)

男性の合格率は20.6%、女性の合格率は13.1%でした。

全体の受験者のうち約88%が男性で女性の受験者、合格者はまだまだ少ないのが現状です。

中小企業に多様性があるように、中小企業診断士にも多様性があると望ましいと私は考えます。

男女比=1:1は難しいかもしれませんが、女性の受験者・合格者がもっと増えるといいですね。

次に年代別の一次試験合格率についてみていきましょう。


統計資料よりエクセルで作成(合格率が高い年代順)

30~39歳の受験者が最も合格率が高く、70歳以上は申込者自体少数で合格率は低いですね。

全体的に年齢が高ければ高いほど合格率が下がっており、体力面やモチベーションの維持という点で年をとればとるだけ不利なのかもしれません。(あくまで推測ですが)

まとめ

いかがだったでしょうか?

簡単にですが令和6年1次試験を振り返ってみました。

最後に2次試験の申込は確か9/17までだったので注意してください。

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