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突然空に行ってしまった君へ。


毎年この時期に思い出す人がいる。


その人は高校の同級生で、1年の時クラスメイトでもあった。

2年の始業式の日、その人がこの世を去ったことを聞かされた。


意味が分からなかった。は?どういうこと?なんで???

そんなことしか浮かばない。周りで泣いている人もいたが、悲しいという感情にたどり着かない。その事実を受け止めるだけで、受け入れられなかった。


大学で心理学や社会学を学んでいた。深く触れることはあまり無かったが、人が亡くなるということに触れたこともあった。ある授業ではその場にいられなくなり途中で教室を出てしまったが…。



あれから6回目の春になる。

あの時の同級生たちは、それぞれの道に進んでいる。



ねぇ、空からこっちのこと見える?

あちこちで桜が満開になったよ。高校の桜も咲いたかな。

君の分まで生きるなんてことは言えないけど、君がいたことは忘れないよ。

きっとみんなそれぞれの場所で頑張ってるからさ、見てて。

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夢叶-raika-
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