作業の進め方の個人主義と全体主義

円安(輸入国内内需)と円高(輸出国外外需)。

同じ会社にいるのに事業部間で仲が良い悪い、転職率が良い悪いがあると、その会社は【実は広く人を集めているけど自分に都合の良い部下だけ最終的に生き残ってくれればそれでいい】と思っている、かなり質が悪い会社である。中間管理職以上、役員以上の人間は間違いなくそういう事を考えているはず。
もちろんこれは推測に過ぎないが、大方予想は当たっているだろう。じゃないとおかしい。

ADHDとASDの特徴はそのどれもが自分一人で考えた方が物事がうまくいきやすいという所にある

つまり個人主義と全体主義。勘違いしないように言っておくが、この個人主義と全体主義はあくまで仕事の進め方に関する事で、個人の思想ではない事に注意してほしい。

本題だが、ADHD、ASDは自分一人で判断できる人間なのでありとあらゆる事を自分なりに判断して行動する、またはできるが、それはしなくていい無駄な事だとわかっていない事も多い(やっている職業によるのでそういう事があるかどうかそもそもよくわからない)。
だからADHDの人間はさぁ……とうざがられ、そういう会社は全体主義で物事を進めている。
会社に入って初めてどういう性格の人がいるか知る事になるので、まずは個人主義で進められるのかどうか確認した方がいいだろう。もちろん人間関係なので大抵は全体主義で動いている。

個人主義の比率が大きいと無駄が多くて奇妙な作業が数多く存在し周囲を振り回す事になり、
かといって全体主義の比率が大きくてもしがらみによって動きづらくなり窮屈し圧迫され生きにくくなる。要は、個人の生活の仕方まで首を突っ込んでくるな、と言われるような会社の事だ。

ただ問題は全体主義を浸透させている比率だ。
これが80%以上、大抵の業務で全体主義な場合、ガチガチに縛られがんじがらめのしがらみばかりになり動きにくくなる。「そんなくだらない事、なんで自分がやらなきゃいけないんですか」と生意気な若い平社員に言われるような会社。つまり上司が何も考えておらず、今まで通りに働いてくれればいいと思っている会社は間違いなく全体主義の割合が高い。

そして個人主義が高い会社というのは、フリーランスだったり、会社の方針が必要十分の人員さえいいという考えで、なおかつその会社で発揮するスキルがある程度修練が必要な場合である。ある程度修練が必要というのは一級建築士や絵画等である。

仕事には2つの答えがある。①自分がやりたいからやってる、と②今の自分の心境に納得しているけど金さえもらえれば別にいい、思い入れは特にない、の2つだ。

自分がやりたいからやってる、とどうしても個人主義的な進め方が数多く存在する。修練の仕方にこだわりがある料理人なんかがこれで、仕事を教わっている側は後で頭の中で【これは自分にとってあまり重要じゃないから外そう】という作業が起きる。




結論として、まず全体主義の比率は最低20%ぐらい、どの仕事の進め方でもあるだろう。じゃないと物事として振り返れないので、大体このぐらいはあるはずだ。

しかし50%以上あるかと言われると、現場の仕事も把握しないといけない社長クラスならそうなんじゃない?としか言えない。
自分達は自分達の仕事をやっていれば少なくとも良くて、何をどうしてほしいのかをいうのは上層部の仕事だ。

そして80%以上の奇妙でくだらない、馬鹿馬鹿しい掟のような糞ルールがある会社が良くあるのが日本なので、どうか哀れめばいい。

周囲の状況をよく見る全体主義の概念しかない会社、業務もあれば、
個人主義だけで良い仕事、その両方を使う仕事もある。
例えば、医者のクリニックとかは個人主義の割合が高いだろうし、同じ医者でも総合病院、緊急医療なんかは逆に全体主義の方が高いだろう。双方個人主義と全体主義の進め方が存在するのは言うまでもない。

同じ経営の仕方でもこんなに違うのだから、よく注意して、そして自分の会社は周囲と比べてどんななのか、一度考えてみてはいかがだろうか。


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