deep blue
この深い 真っ青なトークン
手にした時 僕は 路上で
項垂れて 朝になりかけの空を眺めていた
光を強く 帯びていて 少しひんやりと冷たくて
その日は シャツの胸ポケットにしまい帰った
得体の知れない発光体
僕の呼吸にシンクロして
それが 僕の中から出たものだと分かってきた
触れるほどに光は増して 距離をおけば色は薄らいで
退屈な日常 錆れかけの感情 会わなくなった友
知らないうちに 手放していてた
deep blue
生まれた風は遥か遠く どこまでもとどまることなく
弱虫の僕の背中も少しだけ押してった
ふいに浮かぶ鼻歌がほら 足元の水溜りを 揺らすよ
刻まれる音 コマ送りの日々を 大切にしたい
切なさは尊い感情
deep blue
この深い 真っ青なトークン
次の目的地はどこだい?
今なら どこへでも行けるよ そんな気がするよ
僕の心のど真ん中と それが重なり出したよ
こんなはずじゃない 自分だったとしても
誰にも見せれない 自分がいたとしても
その暗い 場所から 飛び立とう
世界の波音が今重なるよ 君が奏でる声が 明日を照らすよ
涙 バイバイ さよなら 積乱の雲