【BUMP OF CHICKEN】aurora arc@東京ドームライブ報告
バンプ老害 むみょうです。
お世話になっております。
11/03(日)BUMPライブ@東京ドームの簡単な報告を。
といっても私は今回の全国ツアーのアルバム「aurora arc」をライブ三日前にしてようやく聴き始めるという体たらく。しかしそれでも十分に対応できるという、私も貴兄らに鍛えられ強くなったものだ。というわけで私はそれほど今のバンプに興味がなく、ライブは疲れるからぶっちゃけあんまり行きたくなかった。
が、まぁやっぱりなんだかんだライブは良いね。老害好みの古い楽曲も演奏してくれて楽しかったです。
では今回のセトリ。
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1.aurora arc
2.Aurora
3.虹を待つ人
4.天体観測
5.月虹
6.プラネタリウム
7.Butterfly
8.記念撮影
9.話がしたいよ
10.ダイヤモンド
11.リボン
12.aurora arc
13.望遠のマーチ
14.アリア
15.Spica
16.ray
17.新世界
18.supernova
19.流れ星の正体
アンコール
20.同じドアをくぐれたら
21.メーデー
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最近のバンプを聴いていない方にとっては本当なに言ってるのかわからねぇセトリだと思う。
最近のバンプはこんな手順で作れます。
1.世界を用意します。
2.君と僕を用意します。
3.迷子になります。
4.君を探します。
5.君を見つけます。
※君が実は僕だったりします。
そんな感じで、例えば19.流れ星の正体はきっと”君”です。と思わせといて”僕”だったりするはずです。知らんけど。
要は最近のバンプの曲は全部同じ曲に聴こえちゃうんです。”バンプらしさ”という意味ではよく出せてると思うけど。なんとも根が深く難しい問題なんだなぁと勝手に思っているわけです。
一方で、歌い手の多いアイドルやアニメは楽曲にメリハリをつけていてもある程度”らしさ”が許容される風潮があってなんともセコ…商売上手だね。
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4.天体観測
6.プラネタリウム
(10.ダイヤモンド)
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この頃は良かった…(老害的嗜好)。
ここらへんは我々の思春期にぶっ刺さっており思い出補正とも取れるが、楽曲としても素晴らしかったと改めて思う。
特に天体観測のドロップコードとかゆう(出来ない)話は置いといて、昔のBUMPはやはり歌詞の伏線回収が巧みだった。
【天体観測】
冒頭の「午前二時フミキリに」「二分後に君が来た」「雨は降らないらしい」、ちょいちょい挟む「天体観測」というタイトル回収。
(歌詞にタイトルを入れるのって入れ方次第では、「熱い」よね。伏線にはうってつけ。)
(中には一度もタイトルが入らないこともあるし。それはそれで乙。)
ここらへんのキーワードだけで情景が広がるところも秀逸ですね。余計な情報は削いでいて、夏井いつき先生の添削もありません。
そして終盤の「予報外れの雨に打たれて」からの、「前と同じ午前二時フミキリ」「始めようか天体観測」「二分後に君が来なくとも」という回収。疾走感に連なったこの流れには夏井いつき先生の添削もありません。
【プラネタリウム】
「四畳半を拡げたくて」「四畳半の片隅には」という「四畳半」という語呂の良さたるや。
宇宙を四畳半に詰めて、全てを手に入れたように思えた主人公。そこに実在しない星を作ってしまう、泣く子も黙る思春期の黒歴史な展開、素晴らしいね。(まぁこの星も結局は”君”、なんですがね。フフ…)
「四畳半の窓を開けて見上げれば現実が巡る 実在しない星を探す心がプラネタリウム」
当時の思春期の少年達は全員ここで「かーっ!」って言いながら、プラネタリウムを買いにコスモ(地元がバレる)にチャリで向かったことでしょう。間違いない。
全体を通して、夢と現実という対比を四畳半とそこに投影した宇宙に置き換えた巧みな構成だと改めて思います。曲の終わり方も、一見フェードアウトが良さそうに思えるところ、夢を断ち切るような和音で終わるのもイイね。この一連の流れには夏井いつき先生の添削もありません。
というわけで、最近のバンプはひたすら君を探しててそら興味もなくなっちゃいますわ。
なんか7.Butterfly(私の中でザクと呼んでる)という4つ打ちEDMに挑戦しましたみたいな曲もあるんですが…うーん()。
ドゥンドゥンドゥンドゥン「よっしァァァ踊ろうぜェェェ!!東京ド――――む!!」と言われましても…()。「量産型ァァァ!!」ドゥンドゥンドゥンドゥン
以上、老害でした。
※ファンの方がいたら本当にすみません。
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