INDIKA(ネタバレ込み)

steamセール中で2100円 ゲーム内容自体はADVなんでスカスカなんだけどグラフィックに傾注しまくってて50GBある容量がすさまじい。謎解きが不親切というかヒントこれあんのか?って感じでたまに迷って5時間ぐらいかかった。彼女(INDIKA)の幻覚・妄想?に合わせて彩られている誇張されたグラフィックで教会から追い出された後に聖器を求める道中を体験する。途中愉快な仲間が増え道連れ半ばにバディアクションをしながら障害を突破していく。彼女の過去がクレーンやフォークリフトの操作を難なくこなせる理由になっているけど修道服でバリバリ動かすのはラッセルクロウのエクソシストがスクーターに乗ってるぐらい様になってる。
ゲーム序盤から聖なる水汲みを行い、嫌がらせで無に帰すところを見せつけられ、彼女が嫌われている感覚だけでなくこの世界での徳を積むという意味、報酬系を刺激されたいゲーマーにレベルアップの概念について考えさせてくれる。その後に聖器を求める相棒ができるが彼が本気で信じているものについてはプレイヤー目線(筆者)と同じくINDIKAは懐疑的。道中もう一人のボク(サタンくん)が賑やかしながら彼の過去と自身の過去を振り返っていく。INDIKAの過去がピクセルアートで描写されアクションミニゲームが行われるが難易度がそこそこあってキツい人はキツいかもしれない。結局は堕落し聖器は何も変えてはくれず鏡に映る自身がサタンとなった。手に入った聖器から溢れ出る経験値(徳)は好きなだけクリックできてプレイヤーのカタルシスからの解放を促してくれる。レベルアップに満足した後に鏡に映る自身はいつも通りになるが左上にずっとあった徳ゲージはなくなり、あたりを見回しクレジットへ。
視点がTPSだったが最後はFPSになっていてゲーム的に変えただけかもしれないが客観的で分かれていたはずのサタンが同一化して主体的に変わっていく。INDIKA自身の受容の話なんだろうなと思った。

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