
イリヤ クーリック -パリのアメリカ人-
17歳、若々しさ溢れる美少年イリヤクーリックです。
細い!! 足長い!! 彼はなぜか若くなるほどに顔立ちが端正…。確認できる限り一番凛々しいのは、1993年、ジュニア銅メダルでETやってたときですよ(もっと細い!!!折れそうだよ…)表情がキツく感じられるほどの凛々しさ。そして年を経るほどに顔立ちが可愛く優しくなってくるって、一体どうなってるんでしょうね。いや、何の問題もないですけどね。
このシーズン、欧州選手権でシニアデビューして…そして、優勝します。
これはロシア男子では初めての快挙で(その2年前のドミトレンコさんはウクライナ。関係ないけど、クーリックという姓はウクライナ系だとか??)初出場&優勝は確かそれから2011年くらいまでなかった。
欧州選手権はその名の通り、欧州各国の選手で競われるわけですが、歴史は長く、格式高く、フィギュアスケート的には非常に重要視される大会だそう。何なら世界選手権より…くらいの勢いだそうです。欧州にとっては。。
イリヤはガーシュインが好きなのかな。
ガーシュインのオリジナリティはロシアですしね。
このプログラムではですね…、イリヤが演技中に笑顔を見せるのですよ。かーわいーい💕
…っていうか、なにその余裕…。
17歳だというのに、細っこい少年なのに何故か貫禄があり、演技自体に余裕がある…。
とても安心して見ていられるんです。ハラハラ感が全くなくて。着氷が乱れたとしても倒れることはない。
いちいちポジションも美しくて、表現してるんだー!っていうわざとらしさも全然ないし。端正、そう、端正。
アラジンも、アダムスファミリーもRigolettoもそうですが、クドリャ…(間違えた、言いづらい)ヴィクトールさん時代のクーリック、好きなんですー。ヴィクトール先生の元での20歳のイリヤも見たかったですよー。まぁ、物理的に同時進行はできないのでね。。…クーリックが2人いたならなぁ…。それこそ物理的にあれですけれども。
こうしてみると、意外にもタラソワさんのところに行ってからの方が競技選手っぽかった。試合してますって感じ。笑わなくなった。悲壮感が漂うこともありました。それはそれで美しいから良し!
17-18歳頃の方がむしろショーっぽい見せ方をしているように見えます。コレオは正統派なのだけれど、表情にも余裕があるし…って、1年や2年の違いですけどね。若い頃の1年は大きいから。まぁ、19歳のシーズンはアレですからね。笑う余裕はないですよね。
あと、やんちゃっぽさや生意気っぽさもありますね。これは19、20歳では感じられなかった部分ですから、これくらいの年特有のものかもしれないですね。本当に1年ごとの変遷が面白い。
ちらりと今のスケートアメリカ見てて、4回転祭りですごいなぁとは思ったのですが、美しさが圧倒的に足りなかったです……。容姿(これはどうしようもないし)だけの問題じゃなくてね。
同じイリヤの名前をもつロシア系アメリカ人、マリニンくんが騒がれていますが、彼はまだ単に眩しいくらいの若さで滑っている…という感じかな。彼とクーリックは外見も(お顔立ちを除く)似ていますが、クーリックは同年齢にして優雅さも貫禄も持っていました。これは時代もあると思う。今の17歳があの種のオーラを持つのは無理というものですね。
美しい選手(男子シングルで)また出てこないかなぁ…。いや、これまでにいなくはないですけれども、やっぱりイリヤクーリックが圧倒的美なので目移りすらしない。。。
…というか、超絶美とジャンプの凄さを兼ね添えた選手というのは、まず出てこなかった。どちらか…はたくさんいらっしゃいますけどね。ただ、あれだけ正しく、美しく、浮遊感を携えたジャンプは…ないですよ。多回転跳べばいいってものでもないしね。″超絶美″もいないんだよなぁ…。″美″はたくさんいると思いますが。
あと、美しいだけじゃなくて、彼にはいろいろつっこみどころもあって、面白いのでね。ちょっと抜けてたりとかね。ジャンプの話じゃなくてね。
あと、ミステリアスなんだそうです。
最もミステリアスで美しいオリンピアンなのだそうです。