酒呑童子の首が祀られる場所【首塚大明神】
京都の亀岡に、酒呑童子の首が祀られる場所があります。
『首塚大明神』
ネットで行き方を検索しても全然出てこない上に、「女性が1人で行くと呪われる」という噂があるような場所。
大酒飲みで女性が大好きだった酒呑童子。女性が1人で行ったら黄泉の世界に誘われるのでは…と、伝説との関係性に興奮します。
女性1人で行ったら呪われるという言い伝えを本気で危惧し、行きたいけど行けない場所だったんですが、職場で天狗が好きな友達ができて奇跡的に訪問が叶いました🙏[どんな友達やねん]
怖い場所というイメージが強く、変に刺激して憑かれるのも嫌だったので、昼間に訪問。
バスを降りて湿気のすごい小道をひたすら奥へ。途中、廃業して荒地となったホテルがあり、かなり危ない雰囲気。更に奥に進むと分かれ道があり、看板があるものの「いや、看板も雰囲気でとるやん!」とツッコミを入れながら、更に奥へ。
途中の道に家が数軒建っていて、その奥に首塚大明神は静かに存在しました。
首塚大明神の手前から、空気が冷たくなり、突然湿度が上がり、頭が痛くなる。更に鳥居をくぐり、階段を登る私。階段の途中で、ボーーーという音が聞こえる。
心臓に重く響くような低音で、階段の途中でしか聴こえない。なんかおかしい!と違和感を感じたときには、「音が聴こえるのは私だけ?」と本気で友達に相談をしていました。
そして、なんとか階段を上がりきると、社の前に大きな木が。
えっ…?落雷してるやん。
いやいや、こんな場所の木に落雷て…。いやいや…。酒呑童子の力としか考えらへんやん…ヤバすぎ。と感想をこぼしながら静かに友達と2人で大興奮。
木の反対側には、由来が記された石が。酒呑童子に関することが書かれていました。
酒呑童子を切った源頼光は討ち取った首を京へ持ち帰りますが、老ノ坂で道端の地蔵に「不浄なものを京へ持ち帰るな」と忠告され、一同はその地に首を埋葬します。酒呑童子は死に際に今までの罪を悔い、死後は首から上に病気を持つ人々を助けることを望み、大明神として祀られたとされています。そのため、首塚大明神は首から上の病を治す力があるとされているそうです。
そして社の奥には、盛り上がった墓のような場所がありました。
どうやら、ここが酒呑童子の首が眠る場所らしく、社はあくまでお供えをするためのもの。酒呑童子の好きな日本酒がたくさんお供えされていました。
今振り返ってみても、本当に謎の怪奇現象と妙な空気感を実体験した、貴重な参拝でした。もう一度行きたいけど、もう行ったらダメな気もする、本当に不思議なパワーのある場所です。皆さんも、行かれるのであれば、本当に、本当に!お気をつけて。慎重に、邪気を祓ってから参拝してください。どうぞ、お気をつけて…。
首塚大明神
■Googleマップ
■アクセス方法
JR亀岡駅ーバス「老ノ坂峠」下車ー徒歩20分
※バスが1時間に1本とかなのでご注意を!