てんぐのスターウォーズ語り:“反乱者”と“体制側”の逆転した銀河
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今日は水曜日、すなわちドラマ:アソーカの配信日です。
記念すべき初回配信である先週は、実に面倒くさい顧客のもとへの日帰り出張もあって、そのストレスを抱えながらのものとなってしまいました。
今日は、今のところはスムーズに仕事は進んでますし、このまま帰宅まで何事もなく終わってほしいです。(フラグ)
さて、このシリーズの大元は、どうもアニメ反乱者たちの続編として考えられていたという話もあります。実際、サビーヌのロッカーガールぶりは相変わらずでした。もう三十路入ってるんですけどね。 あと、敵ドロイドの頭部からの情報吸い出しにしくじると爆発するっていうから場所を一旦変えるかと聞かされて、「私は平気。」と即答したヘラ姐さん(ホロ通信中)も、同様です。
思い返せば良い性格のヤツらばかりだったなあ、反乱者どもって。
ではなぜこのシリーズが「反乱者たち」ではなく、アソーカの名前をタイトルに冠したのか。
そりゃもちろん、スターウォーズのスピンオフ展開でも屈指の名物キャラであるアソーカ・タノを単独主人公に据えたからでもあります。
でも同時に、今のサビーヌやヘラたちは“反乱者”とは呼べない存在にもなっているからじゃないでしょうか。
性格は相変わらずでも、銀河を公に統治する体制に属し、堂々と活動できるヘラたちの立場は、かつて帝国軍や保安局を率いたエージェント・カラスたちに相当します。
フルクラム=アソーカも、差し詰め「新共和国のベイダー卿」というポジションでしょうか。
一方、その新共和国の統治する銀河の影で暗躍する帝国残党やそのシンパ、そしてダソミアの魔女の生き残りだったモーガンと彼女と組むダークジェダイ師弟コンビは、帝国時代のヘラや今は亡きケイナンらの鏡像と言えます。
そして、もし旧体制への忠誠を捨てず回帰を望む者たちに価値がないとしたら、旧共和国を簒奪した帝国に抗った共和国復興派が新共和国を設立することなどできなかったはず。
それが示す意味を、ヘラも含めた新共和国側にいる人々は、どの程度理解しているのでしょうか。
新共和国期という時代は、“反乱者”と“体制側”が逆転した舞台である。
この世界観がアソーカの、アウトローたちの物語だったマンダロリアンシリーズに対する個性なんでしょうね。
アソーカのめちゃ甘師匠
……ところで、そのアソーカの師匠におかれては、こんな記事もありました。
弟子の単独シリーズを宣伝するためなら、ストームトルーパー同伴で盆踊りにも営業に行くダースベイダー(本名:アナキン・スカイウォーカー)、やはりメチャ甘すぎる。
まあ、ベイダー卿ってもともと仕事選ばない人だからなあ。
銀英クラスタに進めたいフィローニSW
ドラマ:アソーカの前日譚でもあるスピンオフ「反乱者たち」も、ディズニープラスで全話配信中です。
こちらは、「もし銀英伝の後半が、ユリアン・ミンツと<親不孝>号一家を主人公にした冒険活劇だったら?」というIfとしても見れますし、この機会に銀英クラスタへも推薦いたします。