歴代最弱の総理総裁は辛いよね&立憲は棄権と白票を支持票に変えよう(追記あり)
10.27投開票の総選挙を既定路線にしてた党内と、裏金議員に対する世間の厳しい声の板挟みになってるんだろうなと、お友達内閣の官邸外に味方とてない歴代最弱の総理総裁の辛さが伝わってきます。こうなると、支持もしてないはずのてんぐでさえ石破首相に同情したくなってきます。
さっそく閣内からこんな醜聞が出てきてる有り様ですし。
さて、多くの人にとっても最悪のタイミングとしか言いようがないこの総選挙ですが、政権批判票を集約するための必須条件とされている野党共闘、野党間の候補者調整や連携は、今回は進んでいません。
これは非自公側としては頭を抱えたくなる状況ではあるんですが、それってネットの政治クラスタとか選挙クラスタという界隈だけの考え方じゃないでしょうか。
考えてみれば、どの野党がどの野党と連携しようが、その過程でどんな協定を結ぼうが、そんなのって本当の意味で有権者には関係ない話なんですよね。
しかも、政党間の勝手な取り決めで自分の選択肢が狭められるだけならまだしも、政権に対する批判や抗議の投票をしようとしても、逆方向の嫌な党派に抱きつかれてる唯一の候補なんてのに投票することになるって考えたら、そりゃ馬鹿らしくもなります。
「政治を変えてほしい」という願いを世論調査では常に浮上させているはずの有権者の四割以上に、実際には棄権させたり白票を入れさせてしまう原因のひとつが、実はこの“野党共闘”にあったんじゃないか。最近のてんぐはそんなことを考えてます。だから3年前の総選挙での「立憲共産党」ってネガティブキャンペーンも、最終盤でボディブローのように効いちゃったんじゃないかなあ。
でも、今回、野党共闘が成立しないということは、この「立憲共産党」ネガティブキャンペーンは効果がなくなります。
立憲民主党は、この総選挙において、この四割強を占めている棄権や白票から支持を集めてほしいです。つまり、他党とではなく有権者とこそ真っ向から向き合ってほしいんです。
あまり軍師気取りなことは言いたくないので、「こうすれば選挙に勝てる!」という趣旨での発言ではありません。
「自分たちの勝ち負けより有権者の率直な感覚を尊重した選挙をやってほしい」という、立憲民主党の一般党員にして、ひとりの有権者としての本音です。だって、政治ってそういうもののはずなんですから。
国民は政治に参加すべきだと思う人へ
笠松将のこの発言に「大人として恥ずかしい」とSNSで投稿することは簡単なんですが、でも、こういう発言をさせてしまう「政治」の側の責任というものが問われないのは不公平です。
そして、この場合の「政治」とは、「政治を語るひとりひとり」と、その全てが発してきた言葉全てが該当します。
このネット社会で、「政治」という言葉は社会を分断し、人も物事も全てを「敵か味方か」に断絶させる恐ろしいものになってしまいました。そういったものから遠ざかりたいという心境は、むしろ正常な精神の表れではないでしょうか。
そのうえで、「それでも民主主義社会なのだから国民は政治に参加すべきだ」と言うのであれば、選挙ボランティアとして参加しましょう。
自分自身が暮らす地域か、そこに近い地域で立候補してる候補者はどんな人か、どこに事務所があるのか。それを実際に調べ、行った先で頼まれる法定ビラの証紙貼りやポスティングといった、自分の手足を動かす行為を、同じ地域で暮らしてきた人たちと一緒に行う。
毎日でなくても良いです。土日とか、あるいは週に一回の仕事帰りとか、そんなのでも良いんです。
人が政治に参加するって、こういう事の累積なんじゃないかと思うんですよね。
追記:わざわざ言うかね、こんなこと
そりゃまあ、そういうもんだろうなとは思ってましたよ。
でも、普通こういうのって、投開票日に当選したらしれっと「追加公認します」って言うものじゃありませんでしたっけ?
それを今このタイミングで言われたら、野党より世間の方が怒りますよ。
正直なところ、石破総理の発言内容より、そんなことも想像できないことの方が衝撃でした。