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武侠TRPGへの道:オリエンタルD&Dからクトゥルフ武侠へ方針転換

「D&Dで武侠やオリエンタルファンタジーをやろう!」と意気込んできたてんぐですが、最近ふと「D&Dでなくクトゥルフ神話TRPG(略称:CoC)でやるって手もあるんじゃないか」って考えが頭に浮かびました。

どうも最近のTRPG界隈はCoCが、しかもコズミックホラーとしてでなく汎用アドベンチャーものとしてのニーズが高いようです。確かに、それほど多くはないですが自分自身のプレイ体験からもCoCは汎用性が高いシステムです。

事実、クトゥルフ神話のメインステージである1920年代のアメリカでなく、戦国時代や大正時代や現代の日本を舞台にして遊ぶためのソースブックもあります

なので近代以前の中国を舞台にしたクトゥルフ武侠も、多少オリジナルデータを用意すれば問題なく遊べそうです。

そして、クトゥルフ武侠ではどんなPCをやれば良いのか、どんなことをすればよいかは、以前にD&Dでやることを想定していた頃に書いた、この2つの記事がそのまま参考にできます。

また、CoCでは魔法も使えます

『聊斎志異』またはそのコミカライズ『明朝幻想夜話』や映画チャイニーズゴーストストーリー』、あるいはサンダーボルトファンタジー擇天記などのファンタジー武侠のムードも再現可能でしょう。

さて、CoC名物といえば、SNSでもお馴染みのSAN値チェックです。

武侠ものにおいても、失恋したとか、トラウマを抉られたとか、強大すぎる敵に味方が為すすべなく蹂躙されたとか、気功の修行を誤ったとか、色んな理由で江湖の遊侠は発狂していきます。そんなわけで、SAN値チェックの概念についても、ほぼそのまま使う事ができそうです。

肝心かなめの、クトゥルフとかニャルラトホテプとかショゴスとかって神話生物の皆様の取り扱いについてですが、「クトゥルフ武侠をやるぞ!」と思いきるなら、「伝説の蚩尤などの邪心も四凶や竜生九子などの妖怪も神話生物だったのだ!」くらいにはっちゃけても良いかもしれないです。ついでに言えば、武侠ものの魔王みてえに強くて暴虐な達人どもって神話生物なみにヤバい連中ばかりなんですがね。

または、「笑傲江湖」の日月神教のような特殊な宗教を母体とする門派は、実は神話生物をあがめるカルト教団でもあった、だから江湖の正派=探索者たちとは不俱戴天の仇敵となる、って設定にする手もあります。

以上、ざっと考えてみた通りCoCと武侠は相性が良いですし、何より新版ルールブック一冊あれば何とかなりそうな分、D&D関連書籍を揃えるよりも懐に優しいのがありがたい。

そんなわけで、今後はオリエンタルD&Dあらため、クトゥルフ武侠の路線で武侠TRPGへの道を模索していきたいと考えています。

(8月20日追記)方針再転換

D&Dを実際に購入してわかったんですが、あのシステム、普通にオリエンタルファンタジーがやれるみたいでした。なんというか、流石は元祖TRPG。奥行きが違う。

というわけで、ファンタジー世界における武侠TRPGを目指すならD&D、CoCなら伝奇または、それこそ中国史に浸透していたクトゥルフ神話という方向性で今後は実現を目指していきたいです。

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