てんぐのドラゴンランス卓観戦記②:戦場を支配する者たち
今日は予定では、フィズバンと竜の宝物庫とターシャの万物釜の話をする予定だったのですが、昨夜拝見していたドラゴンランス卓の第2回が実に面白かったので、急遽こちらに差し替えました。なお、前回の感想はこちらです。
今回の見どころは、地形を活用した戦闘方法の数々でした。
具体的には、橋の上から敵兵を押し出して墜落させたり、屋敷のシャンデリアをつかんで敵の頭上に落としたり、炎上する古木を魔法の剣で切りつけて敵の方向へ倒して下敷きにしたり。
そういった四次元殺法的な発想だけでなく、ロン・ヒューレンが見せた、敵陣に切り込んで敵の攻撃を誘発する場所に布陣した上で回避アクションを宣言し、敵の攻撃を不利にしつつ自らの迎撃を発動させて逆にダメージを与えるなどのクレバーな戦術も見事でした。あれぞまさに、バトルマスターです。
そんな今回のクライマックスは、村に迫りくる邪悪なドラゴンの軍勢1000人と、パーティを中核とする村の民兵たちの攻防戦という、まさに戦記物の王道を行く展開でした。
今回用いられた、戦況を簡易的に表現する「戦争ルール」は、TRPGで戦を扱う上では大変便利そうです。
これは戦記物の合戦だけでなく、日本の時代劇なら博徒や渡世人の出入りのような、「参加人数の多い大乱闘」という状況の再現にも適してそうです。
ついでにいうと、最近てんぐがチャンネル銀河で見てる武侠ドラマ「有翡」の、四十八寨の攻防戦も連想しました。
少し話が逸れますが、この有翡の主人公コンビの歩みと成長も、結構TRPGのPCさながらでした。ついでにいうと、あのバブリーズの“白いダークエルフ”スイフリーみたいな口八丁も見せたりするし。
話が逸れるついでに別ジャンルの話をもうひとつ。
ランダムエンカウント次第ではドラゴンと遭遇しちゃう可能性もあるとかで、てんぐもチャットコメントで述べましたが、これは第二次大戦もので言ったらタイガー戦車と遭遇しちゃうようなものですよね。
で、なんでこんな発想が出たかというと、ちょっと前にムービープラスで「戦略大作戦」という映画を見たからでもあります。
この映画のシチュエーションというかプロットって、TRPGでも応用できそうだと思うんですよ。もちろんD&Dの、それもドラゴンランス戦記キャンペーンでも例外ではありません。
世界の運命と正邪の興亡は英雄たちに任せて、自分たちはお宝を手に入れちまおうぜってのも、TRPGの冒険者らしいよなあと、戦略なんて概念が全く見当たらない、フォーク准将も真っ青なほど行き当たりばったりな大作戦を思いながら見てました。
そんな戦略大作戦、この9月には、吹替完全版が放送される予定です。
こちらも是非ともご覧ください。
また、パーティも敵の隊長も、それぞれの流儀と立場で兵たちを鼓舞し叱咤し士気を突き上げていく。
かと思えば、直接の隊長が戦死すると、その士気も一気に瓦解する。
戦いの前の軍使からの降伏勧告も含めて、「これぞ戦記もの!」という魅力が満載でした。
個人的にも一度やってみたいんですね、「退くものは斬る!」とか「我が隊の辞書には迂回などという言葉はない。あるのは前進と撃滅のみ!」と吠えて兵を叱咤する闘将肌のキャラクターって。
そんなこんなで戦いを優位に展開していたパーティの前に降り立ったのが、ドラゴンランス戦記の悪の看板クリーチャーのひとつデスナイト。
これは配信見てるときに、マジで悲鳴が出ましたよ。なんたって、スターウォーズで言ったらこの御大が降臨したようなもんですからね。
はたして、パーティはダースベイダーに乗り込まれた反乱軍のようにデスナイトに撫で斬りにされてしまうのか、それともこの窮地を切り抜けて新たな運命を切り開けるのか。
次回の配信が実に待ち遠しいです。
そして、今回パーティが見せた戦場の支配者ぶりをアーカイブ配信で復習して、自分のプレイにも活かしたいです。