SHOGUNが天下を取ったぞーーーッ!
いやあ、SHOGUNが本当に取っちゃいましたよ、エミー賞。マジですごいです。
SHOGUNがエミー賞を取るくらい評価された背景については、NHKでこんな特集記事が書かれてました。
これはもちろん凄いことですし、嬉しいことです。
しかし同時に、少子化によって国内市場、さらに言えばその中の更にコアな層ばかりを見ていたのでは、優れた作品を生み出すクリエイターたちも没落していくだけです。従ってより広い範囲、それこそ世界全体を客層として売り出していく必要が日本のクリエイターにも求められていきますし、そのためには、その客層の現在の倫理観や常識と自らを擦り合わせる現実感覚も問われます。
ゲーム界ではSwitchを擁して世界のファミリー層から愛される作品を提供し続けるニンテンドー、映像作品においてはこのSHOGUNが最良のモデルケースだと言えます。
さて、これでSHOGUNシーズン2に弾みがつくでしょうが、原作の部分はシーズン1でやり尽くしたみたいなので、ここから先は完全フリーハンド。我らが将軍虎永さま、プロデューサー真田広之は何をやってくれるのか。
もう勝敗の帰趨は決してる関ヶ原を今さらやるってことは多分ないでしょうし、何より利害とエゴが渦巻く人間同士の腹の探り合いや欺き合いのSHOGUNで、壮大な大合戦をメインに押し出すとはちょっと考えにくい。スピンオフ劇場版とかなら別ですが。
となると、将軍の座を確実にしつつ嫡男を失ってる虎永さまの後継者の座を巡る息子たちや重臣たち、そしてそれの手駒とされる牢人や武芸者や忍者たちの暗闘が主題になるんじゃないかな。
別の言い方をすると、SHOGUN世界の柳生一族の陰謀ってところでしょうか。
若手時代の真田広之も出てますしね。
ちなみに、柳生一族の陰謀はHuluなどでも配信されております。せっかくだし、後でまた見ようかなあ。