世の中を動かす力の所在
一時期は「結局日本の芸能界やテレビは世間から乖離したインナーサークルなんだ」とネット上では悲嘆と絶望の声も上がっていた、いわゆるジャニーズ問題ですが、最近の流れを見るとむしろその逆の方向を向いています。
この状況を生んだのは、番組やCMでジャニーズ所属タレントを起用しているテレビ局や企業へ殺到したクレームだったようです。おそらく、メールだけでなく電話でも多かったことでしょう。
そして、この問題を考えたとき、同時に思い出したのがそごう・西武での61年ぶりのストライキとそれに対する世間の好意的反応でした。
インターネットが普及してひと世代が経過しましたが、世の中を真に動かす力は、昔と変わらず生身の人間たちが実世間で起こす行動にあることを改めて学びました。
世の中を変えようとするなら、その生身の人間たちを「我々が啓蒙しよう」などという傲りを捨て、むしろ真摯に学ぶことが先だと心得るべきでしょう。
追記
少し前にこんなことをnoteで書いてたんですが、この方向にも世の中進んでるような気もしてます。