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サカオタが献血に行く理由

こんにちは。新潟サポーターのらぎーです。
立派なタイトルをつけてしまいましたが、サカオタこうあるべし!という主張をしたいわけではありません。というか私はそもそもサッカーオタクではなく、ただのライトな新潟サポなのですが、一般の方にも分かりやすいようにサカオタと表現しています。

それはともかく、献血です。
どうやら世の中の血が足りてないようじゃないですか。
私は今のところ健康なので、たまに献血ルームに行きます。
しかし、私の周りの人々は年齢や体重、健康問題で引っかかったり、そもそも忙しすぎて献血ルームに行く暇がない等の理由で、なかなか献血に行けないようです。そういう人々は無理せず、自分の生活を守ってください。行ける暇のある我々で何とかやっていきましょう。

とはいえ、いくら時間があるゆうても、わざわざ自由な時間を犠牲にして献血ルームに行くのは面倒ですよね。
今回は、私と属性の近い(健康、時間に余裕ある、サッカーファン)人々に向けて、私が献血に行く理由を書こうと思います。属性が近ければ何か響くものがあるかもしれません。響かないかもしれません。あとnote最近書いてなかったので文章を書く練習としても書いてます。

さて、献血する理由(メリット)として、よく出てくるのは

「社会貢献ができる」
「健康維持のモチベーション」
「献血ルームでお菓子・飲み物を食べ飲み放題」
「特典が豪華」

などですね。
それで「ええやん!」となる人はそれでいいと思います。
けど、私はどれもピンとこなかったのです。

社会貢献…?うーん……
健康維持のモチベ…?うーん…
お菓子や飲み物、そんなに困ってないし…買えばいいし…
特典も洗剤とかだし…そんなに豪華か…?アニメコラボも興味ないしな…

という感じで、よくあるメリットを、あまりメリットだと感じてなかったのです。社会貢献することで自分めっちゃ社会に役立ってる!自己肯定力アガる!という話も聞きますが、なんつーか「社会」っていうあやふやなものの役に立ってもピンとこないんですよね…

結論から言うと、私が献血をする理由は、「推し」の為です。

ここで言う推しとは、私が応援しているJ2リーグ所属のプロサッカークラブ「アルビレックス新潟」の事です。

正確に言うと、そのアルビレックス新潟の選手の一人、早川史哉選手が関係しています。
早川選手は2016年に急性白血病と診断された現役Jリーガー。
Jリーグサポーターなら名前くらいは知っているかもしれません。
2016年11月に骨髄移植手術を行い、リハビリを経て、2019年10月の鹿児島戦で、3年7カ月ぶりに公式戦フル出場を果たした…
白血病から現役復帰したJリーガー、それが早川史哉選手です。

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鹿児島戦の時に撮った写真。遠いところから撮ったので荒い…!


私が献血をする理由は、白血病と診断されてから彼が過ごした日々をつづった2冊の著書にあります。

史哉3


そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常
生きる、夢をかなえる 僕は白血病になったJリーガー

どちらも彼の身に起きたことを、彼自身が何を思い、どう行動したのか綴ってある一冊です。
先ほど数行で説明してしまった早川選手の復帰までの経緯ですが、この2冊を読むと「数行で説明しちゃダメだろ!!!」と言いたくなります。そのくらい大変だった。数行で説明するのが申し訳ない。
淡々とした文体で、白血病診断前のプロデビューから、早川選手の過ごした病院やリハビリの日々について綴ってあります。
「自分も何かしなくては」と思わせてくれる本でした。

この、「何かしなくては」の「何か」が、私にとっては献血です。

俗っぽい言い方をすると、推しがこれだけ苦しんだり悩んだりしんどい思いしてピッチに戻ってきてくれた。しかも、推しはその経験を生かして立派に社会貢献活動をしている。ので!そのお手伝いというか、世の中に認知してほしいというか!マジでこの人めちゃめちゃ頑張ったしマジで俺たちのアルビレックス新潟を愛してくれてるのでぇ!なんていうかぁ!
ちょっと血ぃ抜きとるくらい何でもないや!!!って気持ちになった!!

本当に俗っぽい言い方をしてしまいました。失礼。

最初に「推しのために献血してる」と言いましたが、それも微妙に違うんですよね。
早川選手は献血や骨髄バンクのPRにも参加しており、CMやポスターなども見かけます。私にとってやや遠い存在だった献血が、選手を通してぐっと近くなったのです。「献血お願いします」と言っているので、じゃあやるか!という気持ちになった。そんな単純な理由です。
アニメキャラやアイドルが「献血に行こう!」とファンに呼び掛けて、ファンがそれに応える…それと同じ構図だと思います。
サカオタ(新潟サポ)が献血に行く理由は、サッカー選手(新潟所属)が献血を呼び掛けたから…ということですね。うーん単純!
もちろん前述した二冊の影響は強いです!読む前と後では感覚が違います。

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       これは新潟市の献血ルームにあったポスター


それに、私は隔週でホーム・デンカビッグスワンへ行き、サッカー観戦をする趣味があります。

ビッグスワンは新潟市中央区にあり、新潟駅からバスで15分ほどで着く。
そして、新潟市の献血ルームは、新潟駅から徒歩十数分。
ビッグスワンとは真反対ですが、時間に余裕を持っていけば、十分サッカー観戦に間に合う位置関係です。

献血をしたその足で!!サッカースタジアムに行く!!!
2つの用事を一気に1日で解決!!こんなにラクなことはない!!

献血ルームは予約しなくてはいけないけど、まぁ2、3週間前なら土日でも予約は取れるでしょう。※献血ルームによっては難しいかもしれない
献血ルームの予約は『ラブラッド』というサイトでやっています。登録必須ですが、一回登録するとラクです。
空いてる平日にふらっと行ける環境ではないので、この「観戦ついでに献血」という方法は私に合っています。献血後の激しい運動はダメですが、昨今は激しい応援をしたくてもできません。少し歩くけど、ゆっくり座って観戦するなら、私の場合は問題なかったです。
※献血後の体調は人それぞれなので、血を抜いて「あ、ダメそう」という人には向かないプランです。ご自分の体とよく相談してください。


だらだら長く書いてしまいましたが、以上が、私が献血をするきっかけ、および理由です。
早川選手の本、気になるけど文章読むのはちょっとな~という人は、『そして歩き出す』がマガポケで漫画化されたので、ぜひ読んで!!


余談ですが、今回、自分のツイッターからnote用の写真を探している最中に、2016年にFC東京さんが張ってくれた弾幕写真を見つけました。

史哉5

ありがとぉ~~~~!!!
この時のFC東京さんは、早川選手の支援金募金箱も設置してくれました。
あの頃は、東京さんをはじめ、大宮アルディージャさんや、そのほかいろんなクラブのサポーターさんが支援してくれました。クラブの垣根を越えての支援、今更ながら、感謝いたします。



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