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ラグマスターのロープ術➰本結び編🍃Reef knot🟥Square knot
皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!
ラグハウスでは、荷物を紐で束ねて結んだり、圧縮した古着をPPロープで結んだり、トラックに積んだ大きな荷物にロープを掛けて固定(ナンキン留め)するなど、数多くのロープワークが必要となります。
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今回はその中から、ロープワークの基礎となる本結びをご紹介いたします。▼こちらが本結びの完成形です、見出し画像はこの本結びの上位版になる外科結びです。
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本結びとは
本結びとは、ロープや紐の先端と先端を結びつけるロープワークです。しっかりと硬く結べて、解きたいときは簡単に解けます。ロープワークの基本中の基本です。英語名は形からSquare not(スクエア―ノット)用途からReef knot(リーフノット)の呼び名が有ります。
結び目が分かりやすいように2色のパラコードで結んでみます。画像をクリックすれば拡大します。
工程1
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まずは右手に持った紐を、左手で持った紐の上に乗せて交差させ、Xの形にします。
工程2
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左手で交わった点を押えながら、黄色い紐の先端を下側におろします。
工程3
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下側におろした黄色い紐を、黒い紐の下にくぐらせます
工程4
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交差した紐の先端を上にあげます
工程5
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左右のバランスが良い長さに調整します
工程6
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今度は黒い紐を黄色い紐の上に交差させます
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黄色い紐の先端を中央に出来たループの中に通します
工程7
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黄色い紐の先端を左側に引き出します
工程8
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左右に引いて結び目を締めていきます
完成形
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これで完成です
注意点
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この時に最も重要な事は、紐の先端が黒は黒の方へ、黄色は黄色の方へ平行に戻っている事です。この形になれば簡単に解けてしまう事は有りません。
結び方の英語名称について
英語では、その用途によって呼び方が分かれています。
Knot(ノット)結びの総括的な呼び名
Bend(ベント)2本のロープをつなぐ事
Hitch(ヒッチ)ロープを他の物に結びつける事
Lashing(ラッシング)他の物を縛る事
ロープワーク上達のコツ!
ロープワーク上達のコツは、なんと言っても反復練習を繰り返す事です。最初は頭で考えながら結んでいきますが、反復練習を繰り返すことで勝手に手が動いて結んでくれるようになる筈です。
ロープワーク上達への近道は有りません、短めのパラコードなどを常に携帯して、時間のある時などに練習してみて下さい。
最後に解き方
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▼本結び、縦結び、外科結びの動画をご覧ください!
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ラグハウスとは
ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。和名は襤褸屋(ぼろや)。様々な古着や古布をリサイクル&リユース向けに選別します。主に次の3種類の用途に生まれ変わります。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)
このブログをお読み頂く上での注意点
私のブログや記事の中では、古着や古布、古繊維の事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウス(Rag House)あるいはボロ屋と表記しています。ラグハウスの業界用語で、選別前の古布の事を込ボロ(こみぼろ)と呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。
また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。
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★フェイスブックで【古着とSDGs】と言う、古着のリサイクルを考えるコミュニティーを運営しています。古着やSDGsに興味のある方は、是非ご参加ください。また、ご意見ご質問等御座いましたら、コメント欄よりお寄せ下さい。
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