色男観察日記🐧⑤
一猫を得た二兎を追うもの
「それで…どういうことなんですか?」
トビーさんと黒ちゃんを責めたりしないよって約束はしたけど、やっぱり聞かずにはいられなかった。だって、皆の前で婚約したのに、やっぱり「仔猫ちゃんに乗り換えるね♪」ってそんなのあるかい!(# ゚Д゚)
黒ちゃんがいうには、元々乗り換えるつもりはなかったけど、トビーさんにそうしてほしいと頼まれたらしい。
「はぁ?💢」
黒ちゃんにいわせると、なんで、そんなこと頼んできたのか聞いたら、Qちゃんから「黒ちゃんが好きになっちゃったの、お師匠さんなんだから譲って欲しい!」とか「別れてくれないのはひどいんじゃないですか!?」とか、散々責め立てられて、辟易したからしい。
😺(❓❓❓)
それで、わかりました。っていうのもどうなんだろうと思うけど…Qちゃんに謎理論で責め立てられたトビーさんが折れたということらしい。
その経緯を知って「それじゃあ俺、Qちゃんと付き合うよσ(゚∀゚ )」ってなる黒ちゃんもどうかと思うけどな…
話を聞く前は、黒ちゃんが一方的にトビーさんとQちゃんに二股かけてたのかと思っていたけど…実際はQちゃんに猛アタックされていた…
[❌]Q ⇦ 黒 ⇨ トビ
[⭕]Q ⇨⇨ 黒 ⇨ トビ
ふむふむ…猫さん的には誤解は解けた。黒ちゃん有責は揺るがないけど…とりあえずQちゃんがヤバいやつだということはわかったよ。
これからどうしよう…
騎士団の応援
トビーさんが出ていって、しばらく立った頃。
桜花では、週課も大部分は攻略できるようになってきた。タナトスタワーもノービス級なら人手があればある程度安定してクリアできるようにもなった。
でも、ブレイブ級が厳しい…火力もそうだけど、3層でボスを抱えられるRGが足りない。
RGといえば…トビーさんどうしてるだろう、ちょっとヘルプをお願いしてみようかな。そう思って、トビーさんに、「棚のお手伝いをお願いできない??」とお願いしてみたら、
「私は大丈夫ですよ。」「それと、副長も手伝いに来てくれるそうなので、よかったら二人で行きますよ。」
と、ヘルプオッケーの返事がかえってきた。
タナに行く前にちょっと会って話しませんか?と先方からお誘いがあって、プロンテラの一角で待ち合わせることになった。
待ち合わせ場所で待っていると、我らが天使トビーさんと騎士団の副長さんがやってきて、その場で週課の取り組み状況なんかを話し合った。
「人手不足はお互い様ですね。今後も、合同でタナに行きましょう。」と申し出があった。
🐱(ぅ゙…頭が仕事モードになる…)
関係者の皆様、その節はお世話様でした🐾
黒仞の結婚
「メールボックスに何か届いてる」
開いてみると、中には招待状入っていた。黒ちゃんとQちゃんが結婚するらしい。
経緯はどうあれ、結婚することになったのか。まだちょっとモヤモヤしていて、心の底からおめでとーって言ってあげる気持ちになれないのがちょっと残念。
…え、ほんとに結婚するの?大丈夫??
結局、結婚式に出席したのは、うちのメンバー数人だけで、規模的に本当に地味婚の極みだった。あまり祝福されない結婚だっただけあって、参列者が少なかったのか、それとも単に予定が合わなかったのか…
🐱(とりあえず黒ちゃん…がんばれ。)
論証「抹茶ミルクティー非実在説」
ここまで読んでいただいた方の中には、トビーさんが桜花に連れてきた仔猫さんのうち『抹茶ミルクティー』さんの出番が、全くない事に違和感を感じた方もいるかもしれない。
いくら物静かと言っても、少しくらいは話したり、何かしらの行動はあってもいいはず。なんで取り上げていないのか?
それは、抹茶ミルクティーさんは、Qちゃんのサブ垢説が有力説だからだ。
それでは、Qちゃんが語る『抹茶さんを操作しているプレイヤー』は誰なのかという点についても、架空の人物説が有力だ。
これらの説が有力なのは抹茶さんには不審な点が多すぎるからなのだが、どう不審だったのか。一例を挙げてみたい。
① Q氏と抹茶氏のログイン時間帯はほぼ同じ
② 少なくともQ氏不在のとき、抹茶氏はいない
③ 皆の前に現れるとき、二人は必ず手繋ぎか抹茶氏▷Q氏フォロー状態
④ Q氏と抹茶氏の私生活上の会話も何故かギルチャで上で行われる(2人は同居している設定)
⑤ 抹茶氏だけが知ってるはずの情報(例えば、個チャ話した内容)を、Q氏も同時に知っている事がある(逆もあり)
⑥ Q氏が語る『抹茶氏プレイヤー』の設定が人によって違う。一例を挙げると「実の姉」、「同棲の彼女」「ルームシェアしている友人」などと説明されている。
他にもあったかもしれないが、以上の点が不審であった。
結果、抹茶ミルクティー非実在説がいまも有力説とされているのである。
次回で終わります。_(._.)_