KCGT2022 10th 彼岸を振り返る。
1.はじめに
初めましての方が多いと思います。Rafutaと申します。
今回、KCGT 2022 10th 金アイコンと素晴らしい功績を残せたので
使用デッキ 彼岸について書かせていただくことになりました。
お手柔らかにお願いします。
2.デッキの特徴
一言でいうと防御力の高い展開型コントロールデッキです。
彼岸モンスターは墓地に送られると効果を発動するという特徴があります。
永遠の淑女ベアトリーチェというXYZモンスターを使って妨害をしながら
アド差をつけて勝つようなデッキです。
環境的にパワーのインフレが大きくなっているため。
細かいミスが影響してしまいます。そこを踏まえて練習しましょう。
3.構築について
彼岸デッキの基本構築がリンクスの中では珍しく
30枚デッキで組まれていることが多いです。
大きな理由としては不純物(彼岸以外のカード)を多く積んだり
彼岸ギミックの幅を広げるために必然的に枚数が多くなる傾向があります。
なので30枚で組む際の比率としては
ゴールをベアトリーチェとするならば
最低21枚は彼岸・魔サイなどのカードが必要と考えています。
22枚が先行ベアト率が70%で後攻80%で不純物1を引き込める
僕は22枚が欲張れるのですごく好きです。
ゴールをダンテとするならば
ダンテを80%立てるのに必要なのが18枚
残りは好きなカードを突っ込んでいきましょう。
環境が変われば構築が変わるのでそういう意味で考えると
プランを柔軟に変えていけるこの彼岸というテーマは
とてもKC向きのデッキのように感じました。
4.実際のKCGT使用構築
それでは実際に使用した構築を見ていきましょう。
こちらは最初走るときに使っていた構築になります。
ベアトリーチェというカードが彼岸カードを3枚を使って出すので
構築のコンセプトとしては彼岸カード3枚+1不純物で確立計算しました。
上記の構築であれば先行4枚で約70%ベアトリーチェが成立し
後攻80%不純物が絡む(バック干渉は40%)という構築でした。
デッキの性質上ベアトリーチェの成立が勝敗に直結するため
妨害を弾くという目的で優先しました。
環境把握ができていない状態やテンプレ構築が飛び交っている状況で
なにかに特別寄せるは不要と感じたので安定重視で使っていました。
こちらは上位帯にいる際に使った構築になります。
大きく変わったのはレヴィオニア・ワイトプリンセスが入っている点です。
構築を変えた理由はDD先行展開の変化が生じたからです。
今まではジャイアントトレーナーで2伏せが多かったのですが
上位に抜けてきたタイミングで月の書というカードを見なくなったからです。それならレヴィ通りやすくなると思ったのですぐに変えました。
ダンテ展開で素材良くして横展開でレヴィを通すみたいに
考えてもらうのがイメージしやすいですね。
なので上位DDに理不尽を叩きつけるケースは多かったです。
レヴィオニアがすべて灰にしてくれました。
5.彼岸がされると嫌なこと
辛いことはダンテが成立しないことです。
その中でも月の書で裏側になることで彼岸以外のモンスターがいると
破壊される共通効果で割れてしまいます。その後の展開も止まるので
その試合は割と諦めます(笑)
彼岸目線でこの動きをケアできるカードが聖槍、供物、クレーンクレーン
といったカードを採用されているケースも見受けられます。
供物は見たことない場合が多いかもですけどDD対面とかでも強いので
個人的には試してもらいたいです。
6.彼岸を使う上でのやりがちなミス
覚えてほしいことを2つ紹介します。
1つ目が彼岸の彼岸以外のモンスターが存在すると破壊される効果です。
ベアトリーチェの横には魔サイの戦士以外のモンスターを展開するときは
リビオッコで効果無効にして展開しないとただ割れて絶望します。
二体展開した時に月の書を避けるためにエネミーコントローラーしても割れたりするのでとにかくダンテは着地させようと展開を考えていきましょう。
ベアトリーチェまで着地に成功すれば残りは動き方を考えるだけで勝率は上がります。
2つ目の注意点は余裕があるときはスカラマリオンを落としてアドバンテージを稼いでいきます。ガイドを持っているときは魔サイ経由して引かないように手札を増やしていきそれ以外は直接叩き落すと展開を考えやすいです。
7.各対面を紹介 DDD編
ここからは正直、構築・練度によるという回答で片付けたくなりますので
今回は自分の考え方・小技を交えながら話していきたいと思っています。
アンケートの協力をしていただいた方はありがとうございます。
自分としての回答を上げるなら3枚落としです。
詳細を全部話すと長くなってしまうのでほぼ割愛しますが
落ちたカードの回収先に種類があるとダンテの墓地効果で拾うことで
次の一手に幅が広がるからです。
特に短期決戦になるデッキにリソース管理よりも帰ってきたターンで
早期に決着つけるほうが絶対に勝率上がるのでどんどん落としましょう。
先行の時の動きとしてベアトリーチェは着地している前提で考えます。
※ダンテのみは素材にファーファor魔サイで帰ってくることお祈りしてください。
一番注意しなければいけないのが速攻魔法のラグの確認です。
光っている場合
基本的にはエネコン読みで動くことが重要です。なのでここで注意する点は
ベアトリーチェを取られて死ぬを避けるように動きましょう。
ベアトリーチェ効果のタイミングはサイファーに取られるか
ラグナロクに除外される時に使いましょう。
サイファーの場合は死なないので素材ダンテ→魔サイ→スカラマリオン落としで次の手数を増やす。
ラグナロクの場合は墓地の彼岸によりますが素材ダンテ→魔サイ→リビオッコという動きをするとダンテの回収後にそのまま手札から出せるので墓地も
手札換算することができます。横ガトルor横ファーファで耐え、祈ることでターンが帰ってくるケースが割とあります。
光っていない場合
①P展開・②スワラル展開 細かい分岐が現れるですが、それぞれの動き方をざっくり解説させていただきます。
①P展開
ペンデュラム召喚が2体の場合は
アーマゲドンをスルーで考えるのが一番裏目が少ないです。
トーマスはとりあえずファーファで飛ばしましょう。
ラグナロクは盤面処理枚数が減るのでエネコン意識のダンテ+魔サイの動きで何か出すか、ファーファでラグナロクとかが無難です。
P展開・スワラル展開もできる時はラグナロクを直撃すると勝てないのでラグナロクを飛ばして神に祈りましょう。
アーマゲドン2体の時エクシーズする場合は動かれてからベアトの効果でファーファを合わせていきます。
2体で殴りの場合は直接or魔サイ経由でファーファを落として殴ってない方を飛ばすようにします。そうすることでウェルギリウスで盤面に触っていけるので大体勝ちます。
※ガトル経由だと巻き戻しが発生するので気を付けましょう。
三面展開は相手の動きに合わせてファーファかダンテ魔サイをやっていきましょう。ここは言語化が難しいので練習相手見つけて実際に彼岸を触ってほしいです。
②スワラル展開
これは結構シンプルでスワラルの素材に依存します。
トーマスで融合してくる場合はテムジンを飛ばしとけば大丈夫です。
これはラグナロクがDDDしか吊り上げられないからです。
それ以外の場合は相手の動きにファーファを合わせに行けば
よっぽどターンかえって来るので手札を増やしながら戦っていきましょう。
後攻時の動き
月をもらうのが一番修正できないでゲームが終わるので
ガイドを引いていない場合は召喚権を残しながらSS展開でダンテまで着地を目指して動きます。
※SSしたくない順位はファーファ・ガトル・リビオッコです。
理由はキルが取れないのがわかるため妨害を温存されるからです。
着地できる時は横で出さないとエネコンで奪われて次のターンに消されます。なのでワイプリ抱えていたり、エネコン使いますって時だけ、縦で相手の妨害を誘いましょう。
ガイド展開についてなのですが月が確定していない場合に使える動きです。ガイド召喚で出すモンスターをリビオッコにすることで戦乙女のケアができダンテを着地することができます。ぜひ覚えておきましょう。
この辺のプレイだけ覚えておけば割と上手くDD対面にも回せていると思います。それ以外の小ネタを考えるとナイトメアシャークなど入れている場合ダンテでバルバリッチャが落ちた時に使えるなら1回起動して細かくバーンを与えておくと長期戦になってもキルに持って行けたりします。
上位帯の時は構築がエネコン・戦乙女だけだったので
ラグで伏せが透けていたのも大きいですが細かくアドを取っていき
しっかりDD対面は取っていきましょう。
8.各対面を紹介 彼岸編
めちゃくちゃ長い試合なのと得意ではないので気を付ける点だけ話していきます。
憶測なのですが今はレヴィ入り構築が主流になるのでLOは考えません。
ベアトリーチェ・スキプリが理想でその上で相手ダンテを妨害しましょう。
スキプリが絡んだ後はエネコン・レヴィをハンドに揃えるように横25で耐久していきます。その際デッキの掘り方はレヴィを通す前提なので魔サイ→スカラでデッキを掘り進めていくことが良いです。
スキプリが絡まなかったり、ベアトもらってエネコンでイージーゲームで終わることも多々あります。ミラーが増えたらとてもしんどいのでプラン開拓は規制次第で再度考えていきたいですね。
9.各対面を紹介 影霊衣編
ここに関しては踏んだ回数も少なければ負けたのが1回しかないので
立ち回りを中心に考えて動きます。
スカラで回収するのは基本的にガトルホッグです。
儀式に合わせてリビオッコを落とす動きでよっぽど裏目を踏まないのと
スキプリが絡んでなくても次以降またベアトってできるのが理由です。
KCの時、ドローセンス光あるキャラで影霊衣説のテーマは
全部ガトル回収をしていました。
どうしてもケア出来ないハンドの時は素材が魔サイの時に儀式に合わせてお祈りアリキーノをするか、ファーファを落としてベアトを飛ばして直撃だけを避けてダンテ蘇生したら唐突な死は避けれます。
攻める時の注意点としては深淵に潜むものをケアすることが大切なので
エネコンを持っている際はベアト・ダンテで攻めてヴァルキュルスを回避して1400+2500リッチャの動きをしたり、ない場合でプラナでマンジュを消したりという動きをしながら消耗戦をすることで勝つことが多いです。
仮にドロセンを起動させてもトリシュ直撃だけ避けていけば割と何とかなるなって感じました。
10.最後に
アンケートや質問ご協力頂きありがとうございました。
目標である金アイコンの無事に獲得できました。
これからの活動の幅も広げていきたいので
たくさん交流できればと思います。どうぞよろしくお願いします。