RAFTができるまで。vol.24


hama編~

そしてhamaは、また仕事を辞める。


習い事もなかなか続けて方だと思うし、学校も休まなかったし、バイトは同じところでずーっとしていた。自分がこんなにも簡単に仕事を辞めていくタイプになるとは…10年前には想像つかなかった笑

覚悟を持ってここが最後だと思っていたはずなのに、またどうってことないような気の迷いのようなもので「辞める」と言ってしまう。

辞めると決まってからの2ヶ月。

どんどん常連さんも増えてきて、近くの会社の社長さんに気に入ってもらえて、週3でメンバーかえて御来店頂いたり、宴会をしてもらったり。

毎週会えるお客様も増える。

料理が美味しければお客様はくるからと言い放たれていた料理長にも「その田舎臭い接客と俺の料理があれば大丈夫でしょ」とけなされてただけかもしれないけど…そう言って貰えるようにもなっていた。

リゾートホテルを辞めると決めた時と同じくらい辞めると言ってしまったことを後悔した。

お客様が来てくれる楽しさとそして小さいけど責任も感じ始めていた。

だけどずっと後悔は残っている。
オーナーともう少し話せるようになってたら…とか、料理長の信頼を貰えるような働き方をしていたら…とか。

今の自分だったらこう対応出来てたかなぁとかタラレバは尽きないし、「しなかった」後悔はずっと残るとはまさに!🤷‍♀️🤷‍♀️😭

そして、ここからのわたしはそういう働き方をするようになる。

後悔するからちゃんとしよう!ではなく、楽しければいいじゃん🎶の方。
バカ野郎である。笑

次はどうするかなー。
転職期の長い休暇で家族には色々話していたのでちょっとこのタイミングでは帰れないな💦💦とはなりつつも、他にやりたいこともなければ、趣味で生きる!みたいな趣味もない。何も決まらず時間だけが過ぎていく…

「とりあえず決断まで靴屋で働けば??生活費は必要なわけだし」と言われ、

((( ;゚Д゚))ってなる笑

靴とか…ましてやファッションにさえ
興味無いし、販売の仕事とか…無理でしょ笑

派遣の面接に応募したり、色々求人を見てたけど、ほんと何もやりたいことないなーって。でも沖縄帰ってももっとやりたいことなさそうで、なんなら家はあるから甘えてヘタレていく様子は見えていた。

帰るにもやること見つけてからじゃないとテキトーに働くことさえしなくなりそうだった。
母あさみが「とりあえず世話になれそうならなりなさい!それから考えたらいいんじゃない?」と言ってきた。笑

おー、帰ってくるなってことだな。笑

ということで、自信無さすぎたから全然乗り気じゃない販売の仕事を始めるとこにした。

元々、とーまさんが働いていた靴屋さんで、先輩も妹さんも働いていたので、新しい職場だけど少しの安心感と「紹介」という緊張感だけで済んでいた。

初日から妹まなちが、優しく丁寧に仕事を教えてくれた。1日の流れから作業も接客の仕方も、飲食店とは全く違う毎日が新鮮だった。

初めて「この靴の〇cmありますか??」と聞かれたとき、(そばにいたスタッフが全部説明したんだけど🤣)初めて靴が売れたとき、そして、初めて自分の接客で靴が売れたときのことは今でも鮮明に覚えている。

12月の繁忙期に加入したので毎日バタバタと忙しくあっという間に1日が終わる。。。
年末年始は1日中たどたどしい説明と在庫探して持っていって接客…その繰り返しでほんとーに毎日出勤したらもう終わりの時間💦💦って感じだった笑

1月の連休を超えると上野自体が落ち着きを取り戻す。
そこから、一気に色々と知識を増やすべく色んな人に教えてもらったり行き帰りの電車で調べたり…。

お客さまのほうが色々知っているのでお客さまに教えてもらうこともとても多かった。笑

上野という立地上、フレンドリーなお客さまも多くて、買って終わりじゃなく、履き心地を教えに来てくれるお客さまもたくさんいた。

メーカーさんにも直接レクチャー受けたり、勉強会をしてもらったりと、作り手のコアな話を聞けたりメーカーさん的裏事情を教えて貰ったり…。

店長も野球部のセンパイも優しいしアットホームな職場✨✨という感じの会社で毎日が楽しかった。
働きに行ってるというよりは、部活に行ってるみたいな感覚。しかも楽しい方の部活笑

何よりも切磋琢磨!!には程遠いけど…笑 仲良しだけど、色々と高めあえる子ブタ2匹との出会いが腰掛け靴屋を靴屋さんにまで成長させてくれた。

3匹の子ブタと痩せっぽちな先輩のお話。
次回に続く。。。

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