シンガポール在住の外資系社畜サラリーマンが語る 【激選】おすすめ英会話参考書 ベスト3【まとめ】
英語学習におけるおすすめの英会話の参考書は?
シンガポールに引っ越してきた際、TOEICスコアは900点を超えていたにも関わらず、レストランで注文一つまともに取れなかった社畜系サラリーマン山田による、英語学習者におすすめの英会話の参考書をまとめました。
日本で英語の受験勉強を経験していると、英語を使う際に、仮主語?、受動態?、仮定法?等、様々な文法のオプションが頭に浮かんでしまいます。また「正しい英語を話さないと」意識が出てきてしまい、中々英語を口に出せません。心配いりません。私もそうでした。
このnoteでは、過去の私のように「英語の知識」はあるけれど「英会話」は苦手な英語初心者、英語中級者におすすめの英会話の参考書を紹介しています。
海外で生活をすると「汎用性の高い」英語表現の重要性を日々感じます。使える英語表現を求めて、英会話に関する参考書を30冊近く購読しましたが、最終的に誰にでもおすすめ出来る英会話の参考書はたったの3冊だけになりました。
英語学習者におすすめの英会話の参考書 算定理由
世の中には溢れんばかりの英会話の参考書が溢れています。私もシンガポールで生活するに当たり、様々な英会話の参考書を購入して事前に勉強してから渡航しました。(結果は散々でした)
シンガポールに渡航後も、様々な英会話の参考書で学習を続けたのですが、その中で英会話に関する参考書には大きく2つのパターンが有ることが分かりました。一つは、英文法パターンを全て抑えて、瞬時に英作文を作る能力を高めるというもの。もう一つは、汎用性の高い英語表現を覚えて行くというもの。
果たして、どちらの方が効果が高いと思いますか?
あくまで個人的な経験ですが、私は後者の「汎用性の高い英語表現を覚える」という方法が、英会話能力の向上に大いに貢献しました。ちなみに前者の「英文法パターンを全て抑えて、瞬時に英作文を作る能力を高める」というアプローチは、某有名な英会話のベストセラー書の方法です。こちらの方法も試してみたのですが、私には遠回りにしか思えませんでした…。
世に溢れ過ぎている英会話の参考書
英会話の参考書は本当に数多く出版されています。日本人の英会話コンプレックスは日本の一大マーケットになっているのです。インターネットで検索してみても、数多くの英会話参考書のまとめ記事が出てきます。「おすすめの英会話参考書20選!」とか「英会話本 激選30冊」とか…。3冊を超えると、何も絞りきれていないと同じだと思うのですが…。
そもそも英会話は実際のコミュニケーションを通じて学ぶのが一番です。参考書で汎用性の高い基本的なパターンだけを抑えてしまいましょう。その後は、DMM英会話や、実際の英会話を通じて、伝えたいけど伝えられなかった表現をその都度覚えていくのが効率的です。
1冊で100の表現を暗記したら、それが10冊で1000の表現になります。これら1000の表現を使用シーンによって細かく分けるより、汎用性の高い100の表現を確実に抑えて、自分なりにアレンジしていくのがおすすめです。身をもって体感しました。
激選した英会話の参考書 3冊の紹介
前置きが少し長くなりましたが、そんな世に溢れる英会話の参考書の中から、まずは2冊紹介したいと思います。それは、スティーブ・ソレイシィ先生の英会話シリーズ『ネイティブなら日本のきちんとした表現をこう言う 英会話きちんとフレーズ100』と『英会話ペラペラビジネス100』です。
このスティーブン・ソレイシィ氏の2冊の英会話参考書は、日本語でいう「よろしくおねがいします」のような汎用性の高い英語表現を具体的な使用シーンに合わせて紹介している、英会話の参考書の名著中の名著です。出版が今から15年以上前にもかかわらず、未だに中古価格が1000円以上する、凄まじい英会話参考書です。(古本屋さんで100円で見つけたら即買いするべき参考書です)
どの表現も、日本語と英語を熟知した作者がまとめているため、日本語の使用イメージからその場にあった英語表現が紹介されています。そのため、紹介されているどの英語表現も汎用性が素晴らしく高く、またそれらの英語表現を使う場面も非常にイメージしやすいです。
この2冊の英語表現を完全に頭に入れ、条件反射で口からフレーズが出るようになったら、英語圏における基本的な英会話ルールは完璧に抑えられていると言っても過言では無いと思います。この参考書で紹介されている英語表現は、本当に良く海外で使われていますし、自分が使っても完璧に通じます。保証します。
おすすめの3冊の英会話参考書の残りの1冊は『会話もメールも 英語は3語で伝わります』(中山 裕木子 )です。
この英語参考書のコンセプトとしては、英語の表現はほぼ全てSVO(主語+他動詞+目的語の文型)で構成でき、他動詞の使い方を工夫すれば、例えば日本人の好きな受け身も仮主語もほぼ必要なくなる、というものです。英語で表現するための基本となるSVOの考え方をたくさんの例題を元に「これでもか!」と伝え続けてくれている一冊です。
特に、SVOを英会話の基本の文型とすることで、イディオムも受け身も仮主語も否定文も使わずに済むと言い切ってくれているのが本当に心地よいです。
例えば、
×It is impossible for me to take this job.
○I cannot take this job.
×There are three famale members in this group.
○This group has trhee famale members.
×The tour schedule is written on the brochure.
○The brochure shows the tour schedule.
どちらも思わず学校教育で叩き込まれた×の表現を使ってしまいそうですが、一歩我慢して○の表現を使えないか考える重要性を教えてくれます。実際、英語を話す際にSVOを意識することで、私自身がシンガポールで働く中で、同僚たちにも英語が分かりやすくなったと褒めて頂きました。
ここまでコンセプトを濃縮するために、中山裕木子さんは真摯に英語を追及されたんだろうなと要所要所で感じずにはいられない、渾身の一冊です。きちんと使用シーンに合わせた動詞一覧も整理されており、学習効果も非常に高いです。途中に挟まれているコラムの質も秀逸です。
当然、精緻な表現やニュアンスを伝えるためには、イディオムを活用したり仮主語や受け身の使い方もマスターしなければならないでしょうが、英語初心者や英語中級者が「日常英会話を習得する」という目標を達成するには、十分過ぎる一冊です。
おすすめの英会話の参考書 まとめ
今回、英語初心者や英語中級者におすすめの英会話の参考書として、『ネイティブなら日本のきちんとした表現をこう言う 英会話きちんとフレーズ100』『英会話ペラペラビジネス100』『会話もメールも 英語は3語で伝わります』の3冊を紹介しました。英語初心者・英語中級者におすすめと書きましたが、英語上級者にとっても自分の英語を見返す良いきっかけになる英会話の参考書だと思います。
世に溢れている魅力的なキャッチコピーの英会話の参考書に思わず食指が動いてしまいそうになりますが、そこは踏ん張って、まずはこの3冊を完璧にマスターしてもらいたいと思います。基本フレーズを『英語表現の暗記法(別途更新)』を使って覚えたり、DMM英会話で積極的に使って自分のものにしてくださいね。
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