”還暦”といわれるこの1年を振り返って思うこと

私にとっての還暦は、「転換期」だった。
人生を航海に例えると、一旦エンジンを止め,最寄りの港に停泊。すべての荷物を降ろして、私はこの先どこを目指していこうか…。風見鶏を見上げて、ゆっくり周囲を見渡してみた。時代は大きく変化していた。便利になっていたのではなく、自分は時代の、航路から完全にズレていた。いつの間にか周囲は”外国”だった。日本語さえ通じていないと感じることが多くなっていた。
あと何年生きるのか。私にもわからない。明日人生が終わるとして、公開はないだろうか?今テクノロジーが発達し便利になった時代に、それを享受できないなら、便利な時代だなんていえないじゃないか、と思った。それなら自分が時代の変化に近づこう。面舵いっぱい方向転換するときなのではないか…という根拠ない直感を信じた。それが1年前である。その後はミラクルとしか表現できない。千載一隅の出会いがあった。その方のご指導のおかげで健康を取り戻すことができた。半分あきらめかけていた健康を取り戻せた。奇跡だった。この方への感謝は言葉で表すことはできない。「もう無敵ですね。」という言葉をいただき、私は生まれ変わった。健康を手にしたら力が湧いてきた。
いよいよ時代に近づくため、パソコンの技術の習得に挑戦した。これもミラクルとしか思えない。なぜならパソコン教室まで徒歩数重秒だから。さらにその教室は、障碍者の社会復帰・自立を支援をサポートする法人である。この偶然とスタッフの方々の存在には、感謝してもしきれない。これはもう二度と与えられることないチャンスだと感じた。幸運の女神には前髪しかないという。そうだとしたらしっかりとその前髪をつかんもう。後悔がないようにやれるだけやってみよう。数十年ぶりに与えられた勉強のチャンス。感謝して挑もうと決心した。今、再びの航海を目指し、充実した毎日を送っている。

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