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「最新版 投資信託はこの9本から選びなさい」が3分でわかるまとめ

「最新版 投資信託はこの9本から選びなさい」は、2013/7/20に中野晴啓氏が書かれた投資信託入門書で、長期投資による資産形成を目指す人向けに書かれています。
本書は、投資初心者でも理解しやすい内容となっており、長期的な視点での資産形成方法を提案しています。著者の豊富な経験に基づく実践的なアドバイスが特徴です。


本書の主なポイント

投資信託選びの基準

  • 国際分散投資を行っていること

  • 日本資産の比率が3分の1以下

  • 日本株が含まれていること

  • 為替ヘッジなし

  • 純資産残高が50億円以上

  • ターゲットイヤーファンドは除外

投資の基本戦略

  • 長期投資の重要性を強調

  • 積立投資による資産形成を推奨

  • 月々3万円の積立で3000万円の資産形成が可能と説明

投資信託購入時の注意点

  • 金融機関の窓口での購入を避ける

  • 「おすすめ商品」や「新商品」に要注意

  • 人気ランキングや運用成績ランキングは参考にしない

  • 毎月分配型ファンドは避ける

  • 低コストの商品を選ぶ

  • 専門家の運用に過度に依存しないこと

紹介されている投資信託9本

「最新版 投資信託はこの9本から選びなさい」で紹介されている投資信託は、著者が厳選した長期投資に適した9本のファンドです。これらのファンドは、「低コスト」「世界へ分散」「自動積立」「運用期間が無期限」といった条件を満たしており、長期的な資産形成に適していると著者が判断したものです。具体的な内容は以下の通りです:

  1. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

    • 世界の株式と債券に50%ずつ投資するバランス型ファンド

  2. SMTグローバル株式インデックスオープン

    • 世界の株式に投資するインデックスファンド

  3. eMAXIS 先進国株式インデックス

    • 先進国の株式に投資するインデックスファンド

  4. ありがとうファンド

    • 日本株への投資比率が6割超と高めの直販ファンド

  5. セゾン資産形成の達人ファンド

    • アクティブ運用のファンドを組み入れ、日本も含めた世界へ分散投資

  6. SBI資産設計オープン「資産成長型」

    • 国内外の株式40%、債券40%、REIT20%に投資するバランス型ファンド

  7. 世界経済インデックスファンド

    • 世界の主要指数を組み合わせ、株と債券の半々に投資するコスト安ファンド

  8. ユニオンファンド

    • 新興国への投資比率が4割と高め。世界の株へ投資する直販ファンド

  9. 楽天資産形成ファンド

    • 株と債券の両方へ投資。アクティブファンドを選択しているのにコスト安

感想

2024年現在では、投資信託の2強は全世界(オールカントリー)、S&P500です。本書で紹介している銘柄についてはあまり参考にはなりませんが、投資信託とは何か、選ぶ基準は何かを初心者向けにまとめた良書と思います。