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絵手紙のボランティアの2年間

2年前、何かボランティアをしようと、絵手紙のボランティア活動を始めました。
月に1~2枚、手描きの絵手紙を作り、ご高齢の方のお誕生日に贈るというものです。
小さな活動ではありますが、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら絵を描くことは、私にとっても意義のある活動でした。

毎月、お送りする方の年齢、お名前、性別の連絡が来て、お誕生日までに絵手紙を郵送する、というボランティアですが、お会いした事がない方へ、お名前や年齢で、どんな絵を描こうか、どんな一言を添えようか、と想像力を働かせながら考える時間は楽しくもあり、時には難しさを感じる時もありました。
イメージがなかなか浮かばないこともあり、その際は本を参考にしたり、切り絵にするなど工夫をしたりしました。
思った通りの仕上がりにならなかったり、思った以上に面白い作品になったりすることもありましたが、どんな絵でも、心を込めて描いたものであれば、きっと喜んでもらえると信じてこの2年間、描き続けてきました。

相手方からは感想をいただく事は有りませんので、どんな反応をしてくださったのかは分かりませんが、知らない方へ、絵手紙でお誕生日をお祝いする事は大きな意味が有ると思っています。
毎月の作業は決して簡単なものではなく、時間とエネルギーを費やすこともありましたが、それでも絵手紙が誰かの心を和ませることを思うと、そのすべてが報われたように感じます。

この度、2年間続けてきたボランティアを一区切りとし、一旦終了することにしました。
続けること自体に意義があり、小さな活動でも誰かに喜びを届けることができると感じられた2年間でした。

この経験を通して学んだことは、たとえ小さなことであっても、続けることによってそれが誰かにとって大きな意味を持つのではないかということです。私にとっても、大切な時間になっていたと思います。

絵手紙のボランティアは一旦終わりますが、また新たな形で、人の心に寄り添う活動を行っていきたいと思っています。

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