命の授業を共催して・・
9月23日に「命の授業」を共催させていただきました。
串田議員のお話の中で、三重県の多度大社で行われる上げ馬神事について触れられました。
今年、ニュースで取り上げられ、大批判された神事です。
その神事で予後不良となった元競走馬のメルズーガ号は、我が家のスターリーソングが2022年2月に姫路競馬場で初勝利を挙げたときに一緒に走っていた馬でした。
我が家では、スターリーソングの出走時には写真やビデオを撮ることが恒例となっています。
パドックでメルズーガ号がスターリーと一緒に元気に歩く姿やレースで走る姿を捉えた映像は、我が家のYouTubeチャンネルに残っています。
しかし、メルズーガ号が予後不良となった瞬間を記録したYouTubeなどの動画を見る勇気は私にはまだ湧きません。
メルズーガ号の記事や写真を見るたびに、この神事で使われてきた馬たちの苦しみやストレスを考えずにはいられません。
坂を走らせるために馬のお尻を鞭でたたいたり、走らせる前にお酒を飲ませたりする様子や、塀を上がれずに馬が転がっている写真を目にすると、苦しかっただろうな、痛かっただろうなと、その神事の過酷さに怒りが込み上げてきます。
時代と共に人間や動物に対する価値観が変わる中で、法律や私たちの行動も変わってきました。
しかし、伝統という名のもとに、なぜこのような残酷な神事が変わらないのか疑問を抱きます。
動物に優しさを示すことは、動物たちのためだけでなく、私たち人間の精神環境をより良く醸成する要素でもあると私は思っています。
現在の世界の動向を見ると、動物たちに対する優しさと配慮が、より重視されるべき時代にもなって来ています。
そして、そのように変えていけるか、変えられないかは、その国に対する重要な評価の一部ともなっています。
日本が先進国の一員として、動物の幸福と共存を考え、実行できる国で有ってほしいと強く思います。