星野源という人
星野源さんが好き。
源さんのANNが毎週楽しみだった。
まだradikoのライムフリーがなかったので、しばしば寝落ちしてた気がする。
くだらない話と未知の音楽にワクワクした。
こんなに自由なメディアがあることに驚いた。
キリンジ、細野晴臣、CHAGE&ASKA、tofubeats、Michael Jacksonなどなど多くの音楽を教えてもらった。
源さんが歌うエイリアンズは忘れられない。
細野さんの声が何より好き。
明るくてふざけた人。
音楽を愛する人。
とても好きだったけど、源さんの本を読んでからもっともっと好きになった。
よみがえる変態。
自分に強いたあまりにタイトなスケジュール。
体を壊して、それでも締切がやってくる。
締切を守るために自分を酷使して、体も心も壊れてしまう。
そして倒れる。2度の闘病。
知らなかった。こんな過去があったなんて。
これだけのことを経験して、あの明るさで居られるってどういう人なんだろう。
前よりずっと星野源という人に惹かれた。
たくさん苦しんで、絶望して、死にたいようなことがあって、地獄みたいなこの世。
でも、だからこそ踊るしかないんだって。
自分が真ん中になるように面白がって、楽しがって生きていくしかないって。
なんという説得力。
源さんの明るさには説得力がある。信頼できる。
源さんはたくさんの人、モノを愛している。
かっこいい、あまりにかっこいい。
源さんの曲を聴くと外へ出たくなる。
外に出ると風が気持ち良い。
季節を感じる。
春から夏にかけてのやや涼しい風。
木々の緑や花のにおいに混じって、生活のにおい、音が聞こえてくる。
ふと誰かと一緒に居たくなる。
少しだけ自分と世界に優しくなれる気がする。
こんな澄んだ気持ちでいられたら。
こんな心持ちで人生の車窓を覗けたら。
きっとワクワクするような、とびあがるほど嬉しいことがある気がする。
そんな人、星野源さん。