文章を書きやすいタイミング
普段、ラジオにお便りを書こう、と思っていても、
いざ書くとなると、何もエピソードが出てこないよ。という経験はないだろうか。
確かに、ラジオのメールに何を書いていいのか、と聞かれると困ってしまう。
では一体、どんなときに送るメールを考えればいいのだろうか。
初心者の人にオススメなのが、
「感動したらメールを書く」というものである。
言い換えれば、強く印象に残ったり、気持ちが揺れたときは書きやすい。
昔読んだ作文の本に、
感動体験は書きやすく、作文向きである。
と書いてあった。
メール投稿でも、同じであろう。
自分の気持ちが、どういう方向にしろ、大きく揺れ動いたときがチャンスである。
例えば、
散歩していたら犬が可愛くて、つい見とれてしまった。
という体験は、よくある体験である。
これに質問を加えて、ラジオのメールとして送ることは可能。
しかしこれが、
散歩していたら犬に追いかけられ、挙句、飼い主にも睨まれた。
などの体験があったら、感動体験といえる。
恐怖という感情を揺さぶられている。そして誰が聞いてもかわいそう、と聞いた方も同情する形で相手も感情が動いている。
メールとしては、最初に書いた「犬が可愛くて~」よりも、こちらのほうが読まれるはずである。
こういった感動体験は、メールのネタとして書くには良い。是非、今まで経験したことを思い出してみてほしい。
とき折り読まれる、初心者のメールのなかには、爆発的に面白い内容のものがある。
そういうメールは、確かに、荒削りかもしれない。
パーソナリティがつっかえたり、「どういうことだろう?」とコメントしたりすることもあるだろう。
しかし、体験したエピソードが面白過ぎたり、
その人なりの、ものの見方が独特だったりで、
普通のメールや、それこそ常連の書くものよりも、格段に面白く感じる。
上手い技術を使って書かれた、慣れた文章は、
聞いていて「まとまってるな」という印象でしかないが、
感動した体験をひたすら、ただ聞いて欲しい!との思いで送ったもののほうが、
「これはいいぞ!」と思うことが多く、ラジオの前でニヤッとするものである。
このようなことから、メールを書くタイミングは「感動したとき」がよい。
その感情を、臨場感たっぷりに、ありありと描けたら、それだけで文章は魅力的になる。
そういうメールは、読んでみたくなるものである。
一つだけ言えば、ちょっと短めに「編集すべき」ではあるが。
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