「○○づくし」という陳腐なワード
僕は昔、ライブの感想を書くとき、
「今回のライブは3Dづくしでしたね!」
と書いて読まれたことがあった。
この「○○づくし」というワードを思いついた瞬間、
部屋でひとり、ガッツポーズを決めた。
採用を確信したからである。
それから、ラジオをたくさん聞いていくにつれ、「○○づくし」というワードは、実は陳腐なワードなんだ、と気付いた。
その瞬間、僕は妙に恥ずかしくなった。
「初めてづくし」という言葉が、たぶんこの「づくし界隈」で、最も使われている言葉である。
陳腐で使い古されているため、今後、ラジオで耳にすることも多いと思う。
こういう言葉を使うこと自体、全く問題はないが、
一度、気にしてしまうと、どうも気になってしまう。
こういうワードに頼りきってしまうと、書かねばならない不安に駆られるのである。
そういう文章は、少し窮屈に感じる。
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