ドラマセットを作るvol.12
今回は半沢直樹に出てくる「電脳雑技集団」のセットの装飾編です。
主にモールやカーテンなどを制作していきたいと思います。
装飾の作成
今回も特徴的なモールの装飾が施されています。
壁面をぐるっと巾木や廻り縁などの装飾が回っており、
腰部分にはロの字のモールが等間隔で並んでいます。
1つだけ出入り用?の扉がついているところがあります。
おそらく扉の装飾はもっと細かいデザインになっているような気がしますが、詳細がわからないのでいったんこのままにします。
扉が付かない開口部のには、淵にモールが付いていました。
淵に装飾があるだけで洋館のような豪華な雰囲気が出ます。
モールの作り方については、前回同様カーブオブジェクトの
断面形状を書いて押し出す機能で作成しました。
ここにこのような感じでカーテンを垂らすと参考にしているイメージに
近くなってきます。
ここで装飾については一時中断してカーテンを制作します。
カーテンの制作
カーテンの作り方はいまだに正解がわかりません。
なかなかうまくいかず、youtubeのチュートリアル動画を見たり
試行錯誤してようやくうまくいく方法がわかりました。
この2本の動画にカーテンの束感をうまく表現し、束ねた時のふくらみを
表現する方法のヒントを得ました。
参考画像を見るとカーテンは1つの開口部につき3種類かかっています。
なのでうまくシミュレーションできたカーテンのオブジェクトを
いろんな形状で作成して、都度複製し、何種類も制作しました。
それらを組み合わせて、少し形状を調整し、それぞれの開口部に
配置します。
イメージだと形状はどんな感じかわかりませんが、カーテンを束ねる
タッセルも作ります。
こんな感じで2種類カーテンの組合せを制作して、あとはそれぞれの
開口部に合わせて複製して配置します。
装飾の作成
カーテンができたので装飾の製作に戻ります。
参考画像を見ると壁の上部にもロの字型のモールが装飾されているのが
わかります。
すでに腰部分で作ったモールの形状を少し編集して配置します。
真ん中の丸と四角の装飾は扉につけた装飾を配列し使っています。
これで空間の大きな要素は完成しました。
カーテンが入るとより雰囲気が増した気がします。
さいごに
次回は家具の製作と配置を行いたいと思います。
このセット自体そこまで家具の種類は多くないですが、
小物などを合わせると結構大変そうです。
つづく