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ドラマセットを作るvol.16

何を作るか考えていたら前回からだいぶ間が空いてしまいました。
今回は日曜劇場「VIVANT」に出てくるドラマセットを再現して
みたいと思います。
※一部ドラマのネタバレを含む可能性があります

今回制作するもの

第2話で薫がジャミーンを看病した「恐竜の谷」という名前の洞窟。
実際にある洞窟なのかと思ったら実はセットだったのです。
↓ このサイトに詳しいことが書いてあります

ドラマを観ていても、改めて画像で見ても本物だと思うくらいリアルです。
特に砂埃が舞って光の筋が出てているこの演出が、本物感が増して見える
のかもしれません。

詳細があまりないので内部空間までは製作せず、中から入口を見るような
カットで制作したいと思います。

モデリング

今回は洞窟内のごつごつとした質感を表現するためにスカルプトモデリングを使用して再現したいと思います。

ベースの作成

分割数を上げた球体を半分にしたものをベースに洞窟の本体を作ります。

下書きを配置

実際に見える部分はこの半球のさらに半分だけです。
ですが最終的に洞窟内に光が回ってしまわないように、もう半分の半半球は
別オブジェクトにして残しておきます。

スカルプトモデリングは正直言ってあまりやったことがなく、どのブラシがどんな形状になるのかよくわかりません。
なので勘で下書き画像を見ながらモデリングします。
最初は粗いポリゴンで作成し、徐々にメッシュを分割して形状を整えます。

地面作成

地面も壁面同様粗いメッシュをベースにモデリングします。
洞窟の外に段差があるので、奥行き感と合わせて確認のため、この段階で
アングル取りを行いました。

特徴的な形をした岩が何個かあるので、これらもスカルプトモデリングで
制作していきます。
こちらは立方体をベースに作成していきます。
押し出しで大まかな形を作ったのち、メッシュを分割してスカルプト
していきました。

岩を配置

岩まで配置すると洞窟っぽくなった気がします。

さいごに

大まかなモデリングはできたので、次はテクスチャやライティングを
行って全体像を確認したいと思います。
最終的には、地面の砂や砂埃などの表現もしてみたいと思っています。

今回、人工物以外の表現を追求してみたいと思いこのセットを
再現しようと思いました。
人工的に作られたものではないものの表現はとても難しいです。
リアルなセットでは発泡スチロールを使って表現していると書いて
ありましたが、本物にしか見えませんでした。

リアルなセットを見習って、本物の空気感も伝わるような表現の
CGを制作したいと思います。

つづく


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