「やまだひさしのタク(宅)アンリミテッド」第2回 まとめ
顔見せ系リモートチャンネル「RADIO 9」がお送りする、
「やまだひさしのタク(宅)アンリミテッド」第2回、
ご視聴いただき、ありがとうございました!
今回は、ミュージシャンの皆さまに生演奏もしていただき、
さらに充実した時間になったように思います。
このページでは、ご出演いただいた皆さまの言葉をまとめましたので、
当日、ご覧いただくのが難しかった方も、もう一度振り返りたいという方も、お楽しみいただけますと幸いです!
0'00" タクアン スタート!オープニングトーク
2'07" 「青山 月見ル君想フ」のタカハシコーキさんと前回の続き
7'31" Kan Sanoさん登場!
10'23" Anlyさん登場!
12'35" YonYonさん登場!
15'51" ホットスタッフ・プロモーションの高木鉄平さん登場!
20'19" 沖縄から、せやろがいおじさん登場!
29'34" 北海道から、音響・音声の表奏人さん登場!
43'36" ハワイから、ラジオDJのReiko T.Rogersさん登場!
51'02" 台湾から、ライターでギャラリー&ショップ経営もされている
青木由香さん登場!
51'38" 各国の状況
58'04" 株式会社ショウワの藤村俊秀さんとマスクのお話
1°7'20" 第1回を受けて、マスクを希望されたパンダさんをお迎えして
1°13'50" 第2部スタート!(アーカイブでは生演奏はカットしております)
1°16'47" Kan Sanoさんを再びお迎えして生演奏!
1°23'25" Anlyさんを再びお迎えして生演奏!
1°29'20" ウクレレプレイヤーの名渡山遼さんをお迎えして生演奏!
1°35'25" 台湾の青木由香さんを再びお迎えして、青木さんご自身の状況
1°48'39" 台湾のバンド、STAYCOOLをお迎えして生演奏!
1°55'50" 再び全員に集まっていただき、エンディングトーク!
■ Anly(沖縄出身シンガーソングライター)
外出自粛が続く中、自宅にいると大きな音が出せないので、
今は、東京の事務所で作曲したり、配信をしたりして過ごしています。
沖縄に帰る事も考えましたが、実家のある伊江島は小さな島なので、
自分がウイルスを持込むかもしれないリスクを考えると、難しいと思いました。
日頃わたしのライブを手伝ってくれている方々、
照明さん・PAさん達は、いま収入ゼロの状態です。
生活の為に、新しく仕事やバイトをされたりしていて、
外出自粛をしたくても、出来ないという方たちも身近にいます。
苦しい時間は続きますが、起きてしまった事は変わりません。
今この時に、何か意味があると信じてポジティブに。
ライブもツアーも延期になってしまったけど、私の仕事は音楽。
毎週日曜日の夜10時半にインスタライブをやっていますので、ぜひ聴いてください。
■ Kan Sano(キーボーディスト、トラックメイカー)
制作やプロデュース系の仕事があるミュージシャンは持ちこたえていますが
ライブだけで生計を立てている仲間達は、いま本当に困っていますね。
僕も毎月どこかしらの地方に行ってライブをしていたので、
小さなライブハウスのオーナーさんやイベンターさん、
そういった人たちの顔がよく思い浮かびます。
何とか、この困難を乗り越えて、また一緒に仕事がしたいです。
この状況がいつ終わるのか?不安は尽きませんが、
ミュージシャンとして自分に出来る事を続けていきたいです。
■ YonYon(DJ、シンガーソングライター)
私は、クラブDJとしても活動していますが、
2月末くらいからイベント出演が減り出して
3月末には、夏までの出演予定が、全て中止や延期に。
そんな中、ネットで配信ライブの普及も感じていて、
先日はオンラインフェスに出演しました。
でもDJする時は、お客さんの反応を見て選曲を変えたりするものなので、
携帯の画面越しにリアクションを探るのは、何とも言えず難しさがあります。
また、よくお世話になっていたクラブやライブハウスが、
国からの援助が行き届いていない中、営業自粛を余儀なくされ、
苦渋の策としてクラウドファンディングを立ち上げても、
持ち堪えぬまま閉店に追い込まれてしまった所もあります。
その影響により、周りの飲食店やホテルなど街全体に影響が広がり、
DJプレイの前に腹ごしらえしていた飲食店が何店舗か無くなってしまいました。
コロナ明けには、もう元通りの街並みでは無いと考えると本当に悲しいです。
今日はマスクのお話が多く出ましたが、
韓国では、全国民に対して公的マスクが、薬局とか郵便局で買えるシステムがあります。
1人あたり、1週間に1回、3枚まで。
「住民登録証」というIDカードを使って購入者データを管理し、公平に分配しつつ、受取日も誕生日の下1桁によって分散させているので、購入者が密集したりしません。
日本もマイナンバーカードがあるので、こういった取り組みは出来るはずだと思います。
(住民登録証以外にも、運転免許証やパスポート、外国人登録証、学生証+住民票持参でもマスクを買えます。)
あとは、持続化給付金について。
日本では、フリーランスや副業での収入を雑所得として申告する流れがあって、給与所得や雑所得での申請は給付対象にならないそうです。
(働き方が多様化している現在)、対象にならないフリーランスには厳しいですよね。
韓国では、雇用形態は関係無しに、全ての個人に対して
市民センターで申請をすると、所得ごとに災難支援金が配られます。
その辺りの敷居を日本もちょっと低くして欲しいなと。
本当に必要な人達へも届かなくなってしまいます。
(日本で定額給付金に当たる、国家災難支援金は所得下位70%の国民に1世帯約10万円が給付されます。)
■ せやろがいおじさん(りっぷさーびす えもやん)
僕はYouTubeを使って、沖縄への来島を控えてもらうような発信をしていますが、どんな風に声をあげるか?そのトーンというかバランスを考えるのが難しかったです。
市民同士がギスギスしながら、いわゆるコロナ警察みたいになるのは良くないが、みんなで呼びかけ合う事は大切。
もしゴールデンウィークに例年のような観光客が押し寄せていたら、
沖縄は大変な事になっていたかもしれない。
僕の動画は、物議を醸して、批判される事もありますが、
僕は日本が好きだからこそ、厳しい意見も言いますし、海外の良い所も見習うべきだと思います。
自国を褒めるだけが愛国ではありません。
今はどの業界も苦しいので、支援を訴えるというだけだと厳しい。
支援疲れが起きている。
だからこそ僕らは、この状況の中でも、お金を生み出せる、
面白いコンテンツを作らなければいけないと思います。
やまださんが仰っていた、このような配信番組の有料化や、
リモートライブイベントは、素晴らしい動きだと思います。
■ STAYCOOL(台湾発のバンド)
いま台湾の状況は良くなってきて28日間、市中感染者が出ていません。
暑くなってきたという事もあって、街中でマスクしている人は少なくなってきましたね。
ですが、これまで通りライブはやれなかったり、
ミュージシャンにとっては厳しい状況が続いています。
ちなみに、メンバーのウィルは、カフェを経営しているのですが、
場所が郊外という事もあって、コロナ期間中は逆に忙しくなっています。
■ 青木由香(ライター、台湾コーディネーター、ギャラリー&ショップ経営)
日本の人達は、対岸の火事という感じで、まだ呑気に構えていた1月末から、台湾では自粛の動きが始まりました。
その甲斐あって、コロナの封じ込めに成功して、今では街中にも人が増えてきました。
又こちらでは、最近、労働基準法が変わりました。
天災等で政府から休業要請がある際には、
雇用主は、労働者に対して、2倍のお給料を支払ったり、
安全な交通機関を確保する事などが義務化されています。
そういった環境もあるので、自粛の広がりが早いのかもしれません。
ちなみに、私が台北でやっているお店「你好我好」は、
まだ閑古鳥が鳴いてる状況なので、ECサイトをオープンしました。
また日本の人たちに遊びに来てもらえる日が、早く来て欲しいです。
■ 名渡山遼(ウクレレプレイヤー)
僕はハワイのグラミー賞である「ナホクハノハノアワード」に今回もノミネートして頂きまして、本当だったら今ごろ現地にいるはずだったのですが、コロナの影響で、授賞式は歴史上はじめて延期されました。
ウクレレが僕の人生を変えてくれたと言っても過言ではないので、ハワイは第二の故郷です。
僕のウクレレの音色で少しでも癒しの時間をお届けすることが使命だと思い、YouTubeで『眠れるウクレレ』という45分間ノンストップ生演奏をお届けしています。
まだ0歳の娘がいるので、どうか未来を担う子どもたちの未来が明るくなるように、今は配信で音楽を届けて、僕は僕のできることを探して模索して、乗り越えていきたいです。
■ Reiko T.Rogers(ハワイ在住のラジオDJ)
ハワイは日本よりも早く、3月23日から外出制限令が出されています。
今日5月10日の時点では、アラモアナセンターもロイヤルハワイアンセンターも締まってますし、
観光で成り立っているハワイは、アメリカ50州の中で、いま一番ツラい思いをしています。
今は日本へのフライトも少なくなり、故郷がすごく遠く感じてしまいますが、私は、ハワイから日本へラジオ番組を発信しているので、
このミッションを遂行して、現地のミュージシャンをサポートしたいと思っています。
実はハワイは、レコ―ディングアーティストよりもパフォーミングアーティストが多いという事情があり、困っている人がたくさんいるのです。
それから、例年だと今ごろはウエディングシーズンですが、
そういうのも断念してしまった、可哀そうな人たちが一杯います。
みんなも大変だと思うけど、また日本⇔ハワイの往来が復活するように祈っています。
私のインスタグラムでは「一緒に歩こう」という、
ハワイをお散歩しているような気分になる動画をアップしているので、
そちらもチェックしてみてください。
■ タカハシコーキ(「青山 月見ル君想フ」店長)
前回の出演後に、緊急事態宣言延長がありましたが、
それに備えて動いていたので、月末までの営業休止を決め、
有料のライブ配信一本で活動しています。
僕たちも、ずっとサポートしてもらう立場だと難しいと思うので、
お客さんに楽しんで貰えるライブを作れるよう努力を続けています。
皆さん、未来への投資だと思って、試しに一回チケットを買ってみてください!
■ 表奏人(フリーランス 音響・音声)
例年は、夏に向けていろいろイベントがある時期ですが、
僕みたいな仕事は、今なにもない状況なので、完全に自宅待機中です。
早速、持続化給付金の手続きをしまして、
100万円受け取る事は出来ましたが、正直先が見えません。
いち早く、この状況が改善されて
みんなで楽しめるエンターテインメントを作りたいと願っています。
やまださん、地元北海道で何か一緒にやりましょう!
■ 高木鉄平(株式会社ホットスタッフ・プロモーション)
今はイベントの中止とか延期をする為の作業を日々している状況です。
当初は5月頃の収束を想定して、公演をスライドさせていたものの、
蓋を開けてみたらこの状況なので、秋頃へ再延期させる仕事が特に多いです。
アーティストさんやプロダクションも厳しい状況ですが、
私たちイベンターは、場所を押さえる為、会場費を先に支払わなくてはなりません。
そういったお金も大変ですし、このまま苦境が続けば、
会場自体が無くなってしまうかも・・という怖さがあります。
暗い話が多くなってしまいましたが、アメリカでは1000人程度のキャパの会場に、200人程度だけお客さんを招いてライブをおこなったり、
ヨーロッパではドライブインスタイルでフェスが開催されるなど、
今いろんなカタチで興行が始まっています。
みんなで知恵を出し合って、前向きなアイディア、新しい集まり方を模索したいです。
■ 藤村俊秀(株式会社ショウワ 代表取締役)
ゴールデンウィークが明けて、マスクも出回りはじめ、
値段も下がってきましたが、同時に粗悪品も多い印象です。
私たちは洗浄機を作っている会社ですが、
皆さんに安心して使って頂ける高品質なマスクを届ける為、
これからも継続してマスクを作っていきたいと思います。
番組後記 シャ・ラ・ラ・カンパニー 中曽根勇一郎
緊急事態宣言の延長を受けた後の2回目でした。
SHOWAさんから頂いたマスクを
必要とする医療機関に届けていく準備も整いました。
顔見せフレームに登場するゲストの方々は
5名を超えてくると音声だけでは認識不能な状況になるが、
このRADIO 9では、顔のおかげで10名を超えても対話が
できることが改めて確認できました。
後半はリモート宅ライブにチャレンジしました。
こちらの不慣れなところと、リモートシステムがそもそも
会議用に開発されていることもあり、音質の限界は感じてしまいましたが、ライブを披露してくれたアーティストのハートはしっかり
届けれられたと思います。
ゲストの方々のリアリティのある言葉のひとつひとつに、
驚きと気づきと学びをもらい、音楽で癒された。。
そんな時間となりました。次回もさらに進化しますので、
是非またお付き合いください。