R18s番外編『現代監督・俳優回』編集奮闘記
どうもお世話になってます、R18sの米山です!長い編集作業がやっと終わって、号泣しながらこのnoteを書いています!
アー!
ラジオの編集作業は楽しい時がほとんどですが、たまには地獄の時もあります。画像を見れば何となくわかっていただけると思うんですが、今回は地獄でした。音声波形にところどころ黒い縦線が入ってますよね。これ、カット編集をしたという印です。見てくださいこのカットの量。エドガー・ライトもびっくりのカット数。(注:エドガー・ライトはテンポの良い編集が有名なコメディ映画監督。角田や米山が結構好きということで知られている)
普段はゲストの「ここカットしといて」というセリフすらもカットせずに投稿しているアホ編集担当の米山が、何でここまでカットを入れまくったのか?
メンバーが放送禁止用語を連発したからではありません。これは会話のテンポを良くするために必要な作業なのです。知ってた?
普段のRadio18sは対面で収録しています。この番組は鬼キショ映画オタク高校生男子四人がファミレスやマクドナルドや教室でしていた雑談に端を発するラジオなので、顔を見合わせて話すことで生まれるグルーヴ感やバイブスを大事にしています。尋常であればそんな会話を世間に公開することは生涯無いでしょうが、その雑談が今や爆イケ・シネフィル・シティボーイズ・大学生男子四人で運営するポッドキャストになっているんだから感慨深いですよね。
しかし、今回は珍しくZoomを使っての収録でした。電子を介しての会話はテンポが悪くなりがちです。例えば、
米山・山下「「あのさ、」」
山下「あ、ごめん(笑)。良いよ。」
米山「あ、ごめんね(笑)。あのさ、」
こういった無駄なぶつかり合いがしょっちゅう起きます。恋愛映画であれば甘酸っぱくドキドキするようなやり取りですが、キモオタ男子二人が会話の主導権を丁寧に譲り合ったり、浅ましく奪い合ったりする様子はあまり聞いていて心地の良いものではないわけです。だからカットしまくります。
あと、いわゆる「気まずい沈黙」も山ほどカットしています。米山が言葉を選びながら「ア…ア…」と呻き声を上げている5秒間や、話題が無くなった角田が「うん、うん」と1万回くらい言っている7秒間や、山下が不可解なことを言って全員が黙ってしまう10秒間をカットする必要があるわけです。Zoom収録ではこれが本当に多い。ちなみに福山は今回基本黙っていたので逆にカットするタイミングがありませんでした。ほぼリスナーでした。喋れよ。
そんなこんなの奮闘を経て、冒頭に見せたような切り傷だらけの音声波形が出来上がるわけです。編集に一週間以上かかっています。実時間では三時間くらいですが、米山の怠惰な性格では一週間を要しました。メンバーのみんな、急かさずに投稿を待ってくれてありがとう。これからもこういうことは何度かあると思うけど、絶対に急かさないでください。米山はやる気になったらやる男です。急かされたら絶対にやりません。
長々話しても仕方ないので、とりあえず聞いてみてください。テンポの悪い会話をマーティン・スコセッシばりの編集テクニックでテンポ良く繋ぎ合わせたRadio18s『番外編 第三回 現代の映画監督・俳優を語る』です。(注:マーティン・スコセッシはテンポの良い編集が有名な大御所映画監督。角田や米山が結構好きということで知られている)
Spotify:
https://open.spotify.com/episode/2wNtljYArH7R2FUovMy2CF?si=176gDqHcQ2KClVW3p2zrQw
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