本棚から作る部屋
ドラマの「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」を毎週観ていて、自分が初めて一人暮らしした時の部屋を思い出した。
今に至るまでそこまでインテリアに凝る人間ではないのだけど、学生時代に初めて一人暮らしを始めた時、一つだけ決めていたことがあった。
それは「本棚から部屋を作っていく」ことだった。
人生の中で触れてきた本、これから触れていくであろう本の背表紙が部屋に入った時に自分を待っていてくれる、そんな部屋にしたいと思っていた。
本棚はカラーボックスをいくつか買って組み上げて作った。本当は好きなモンドリアンの絵画のようにしたかったのだけど、赤や黄色は高くて買えず、白黒になってしまったのはご愛嬌だったけれど。
他の家具に関しては、家電量販店で安さ重視で買ったり、無印良品で揃えたりと個性がほぼ無かったが、それでも初めての自分の部屋だったのでかなり気に入った部屋だった。
あまり人に自慢できる部屋ではないが、自分にとってはこれ以上ない「私のおしゃ家」だったと思う。