【副腎皮質・副腎髄質】 10秒で覚える語呂合わせ
副腎とは?
副腎とは、腎臓の上に位置する約2~3cmの小さな三角形の臓器のことを
言います.
左右1対ずつあり、1つは約4~5g程度の小さな臓器です.
それぞれから複数のホルモンが分泌され,役割が異なっています.
副腎腫瘍
副腎腫瘍
一般に副腎腫瘍とはほとんどの場合は良性腫瘍のことを示しています.
副腎腫瘍の代表例としては,原発性アルドステロン症,クッシング症候群,褐色細胞腫,非機能性副腎腺腫などが挙げられます.
これらは国試頻出腫瘍の一つであるため覚えておきましょう.
・原発性アルドステロン症
副腎からアルドステロンが自律的に過剰分泌される病気です.
健常状態において副腎からのアルドステロン分泌は,体液量の低下を感知して腎臓から分泌されるレニンの制御を受け,塩分を体内に保持し,血圧を維持するはたらきを持ちます.
レニンが低値にもかかわらず副腎からアルドステロンが過剰分泌される状態を確認することで,この病気と診断されます.
・クッシング症候群
クッシング症候群は,副腎から分泌されるコルチゾールの作用が過剰になることにより,特徴的な身体徴候を呈する病気です.
肥満・皮下脂肪の異常沈着による満月様顔貌・顔面紅潮・腹壁の動脈怒張・高血圧・高血糖・筋力低下・骨粗鬆症・無月経・多毛などを主症状とします.
・褐色細胞腫
褐色細胞腫とは,アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコラミンの産生能を有する腫瘍です.
血中および尿中カテコラミン高値からこの病気を疑いますが,カテコラミンの上昇は緊張や興奮でも見られ,特異性が低いため,カテコラミン代謝物であるメタネフリン分画の尿中測定が,特異性の高い検査として有用視されています.
また,カテコラミン産生能を確認する画像検査として,123I-MIBGシンチグラフィーも有用です.
副腎皮質の分泌物
・皮質の球状層から鉱質コルチコイド(アルドステロン)
・皮膚の束状層から糖質コルチコイド(コルチゾール)
・皮膚の網状層から男性ホルモン(アンドロゲン)
副腎皮質の分泌物 語呂合わせ
「実質,休息中もアルコール飲んでる泥棒」
↓
「実質(副腎髄質),休(球状層)息(束状層)中も(網状層)アル(アルドステロン)コール(コルチゾール)飲んでる泥棒(アンドロゲン)」
副腎髄質の分泌物
・カテコールアミン(ドパミン,ノルアドレナリン,アドレナリン)
副腎髄質の分泌物 語呂合わせ
「副腎漬け,後からどぱっとのせる」
↓
「福神漬け(副腎髄質)あと(アドレナリン)からドパッ(ドパミン)とのせる(ノルアドレナリン)」
振り返り
いかがでしたか?
意外と覚えるの大変ですよね.
語呂合わせで覚えてしまうのがお勧めです!
ではまた次回!
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